あんぬ

フランス語やフランスの考え方、ライフスタイル、関連する本についてなどなど。 9年前、フ…

あんぬ

フランス語やフランスの考え方、ライフスタイル、関連する本についてなどなど。 9年前、フランスへ高校留学をするのをきっかけに、フランスに興味をもつようになる。 フランス語学習に関することはインスタグラム(@anne_francais)にて。 フランス滞在歴2年。現在は名古屋在住。

マガジン

  • フランスの暮らし

    フランスの暮らしについて。

  • フランス旅行記

    2022年9月から10月の、2ヶ月のフランス旅行記。

最近の記事

パリ・ファッションウィーク中のひとり旅(手配/予算)

2月の末から 2週間ヨーロッパへきました。 旅行が決まって出発までの期間は なんと2週間。 理由は、パリコレのショーへの 招待をいただいたから。 2月10日ごろに招待が来たのですが ショーはなんと3月1日。 こんな短期間に準備するのは初めてでしたが なんとかなりました。 (ショーについては、別の記事で書きますね!) インスタでも解説しましたが 手配のやり方と、かかった費用について 紹介していきます! 手配日程決めと飛行機 まず、飛行機は 日程によって値段が変わ

    • 京都とフランス人/日本が愛される理由

      先日、フランス行った時にお世話になった フランスの画家さんと、 そのパートナーとパートナーのご両親が 日本にいらっしゃったので、 アテンドすることとなった。 彼らには、今年の8月、 ストラスブールへ行ったときに 車でしか行けないような アルザスの小さな村に 連れて行ってくれたり、 ご両親には自宅に招いていただき、 自家製のタルトフランベ(アルザスの郷土料理) を振る舞っていただいた。 その後、見晴らしの良いレストランに 連れて行ってくれた。 初めて会う人間に対して

      • フランス人のバカンス事情

        フランス人へのイメージは色々あるけれど、 「バカンスを大事にする」 「あまり働かない」 というイメージを持っている人は多いと思う。 でも、働いていないのにも関わらず、 フランスの経済力はそこそこある。 2023年のGDPランキングでは 日本は3位、フランスは7位である。 だけど一体、 そんなに休んでいて、 どうやって経済がまわっているのか? それがずっと、疑問だった。 そんなとき。 出会ったのが、この本だった。 『休暇のマネジメント』高崎順子著 この本は、私

        • 【フランス旅行】SIMカードについて

          先日、インスタグラムのストーリーズで 募集をしたところ、 と「SIMカード」についての 質問がたくさん来ていたので、 紹介していきます! 私はいつも、「free(フリー)」という会社の SIMカードを買っています。 freeのSIMカードにしているのは 安いから! 1ヶ月120GBで19€と 安いのにたくさん使えます。 また、なんと 2€で50GB という格安プランもあります。 通信量が多めにしておくと 何かあった時にも困りません。 以前、フランスでホテルに泊ま

        パリ・ファッションウィーク中のひとり旅(手配/予算)

        マガジン

        • フランスの暮らし
          6本
        • フランス旅行記
          19本

        記事

          不便さを愛す

          フランスから日本に帰ると、 日本って便利だなあ、すごいなあ と毎回、思う。 それは すごくいいことだと ずっと思っていた。 でも、今回は、 ちょっと違う。 とふと思った。 私は2回、 フランスに留学したけれど フランスでの生活では、 困ることがたくさんだ。 例えば、パリの駅には エレベーターや エスカレーターがないから スーツケースやベビーカーは 持ち上げなければいけない。 ほとんどの日本人はそれを聞くと 「不便すぎない?困らないの?」 というけれど、 実際

          不便さを愛す

          初めての通訳のお仕事。母との3週間旅行。帰国。

          Bonjour, アンヌです! 3週間のスイス・フランス旅行を終え 先日、帰国しました。 旅行の最後の方は 疲れで体調を崩しかけ 飛行機では気分がかなり 悪くなってしまって あまりいい帰国の仕方が できなかったからか、 まだまだ時差ボケが続いております… こういう時、スイッチを入れるのも やっぱり色々動くしかないですね。 運動をしたり、 家でぼーっとしているんじゃなくて 早めに職場へ行ったり。 というわけで、 少しずつ元の調子に戻ってきました。 ブログもちょこち

          初めての通訳のお仕事。母との3週間旅行。帰国。

          1日だけの韓国旅行。夏にぴったりの冷麺とかき氷。

          現在、お母さんと2人で スイスにきています。 ヨーロッパに来る前に トランジットの韓国で 1日観光をしてきました! 私がフランスへ高校留学や 大学留学をするときに 毎回送り出してくれた お母さんですが、 実は一度もフランスどころか、 ヨーロッパに来たこともありません。 ようやく、 連れてくることが叶いました! お母さんは小さい頃、 『アルプスの少女ハイジ』をみて 育ってきたので ハイジの舞台の山に 行くのが夢だったそう。 なので、フランスだけではなく せっかく

          1日だけの韓国旅行。夏にぴったりの冷麺とかき氷。

          人って、見えているものが違うのだと

          最近、よくそう感じる。 私たちは、同じ世界に生きている。 日本にいて、同じ時代を生きて、 朝起きて、仕事に行って、帰ってくる。 そんな、毎日、似たような生活を送っている人でも よくよく話してみると ある物事に対して、びっくりするほど 違う考えを持っているものだと。 私は、小学校から読書が好き。 周りの友人が たまに本を読んでいるのを見かけると 嬉しくなってしまう。 「何を読んでいるの?」 と声をかけると 大抵、それは自己啓発本だったり、 ビジネス本だったりする。

          人って、見えているものが違うのだと

          何を目標としたらわからない私たちは。

          4月も最後の日となってしまいました。 この4月は、 体調を崩したり 精神的にもかなり起伏があった1ヶ月でした。 というのも、 自分の将来が見えなくなったから。 なんのために生きるか? なんのために仕事をするか? これは、私のような フリーランスでなくても 多くの方が考え、もしくは 悩んでいることだと思います。 早い5月病かもしれないと 友達に言ったら 「私たちフリーランスには GWもないんだから 5月病にならないよ笑」 と言われてしまいました。 確かに。 私

          何を目標としたらわからない私たちは。

          SNSと心の処方箋。

          ご無沙汰しています。 最近、なかなか書けず、ごめんなさい。 今日は4月1日ということで 気持ちを新たに、 再スタートを切らせてください。 最近、SNSを見ていると 焦りと、不安に駆られるように なってしまいました。 「もっと稼ぎなさい」 「もっといい暮らしをしなさい」 「海外に移住しなさい」 「日本はだめ」 とでもいうような情報が たくさん流れてきて振り回されて… ちょっと疲れていました。 でも、そんな時、 わたしを元気にしてくれたのが、 WBCでの日本代表の優勝

          SNSと心の処方箋。

          フランス人が大事にしているもの

          フランス人って、太陽が好きだなあ と感じたのが、今から8年前の 留学のとき。 少しでも天気がいいと 「散歩に行くよ!」 「今日はお庭のテーブルでご飯を食べよう」 とホストマザーに よく連れだされた。 そこで、はじめて私は 「天気のいい日って、いいものなんだ」 というのに気がつかされた。 それまでは、考えてみると 天気の良し悪しなんて あまり考えて生きてこなかった。 それどころか、好きな天気は「雨」。 根っからのインドア派で 休日はもっぱら外に出ず 家でダラダ

          フランス人が大事にしているもの

          日本人が海外に憧れをもつ理由を考えてみる。

          「アンヌさんはどうして海外が好きなんですか?」 最近、 ふとこんな質問をされた。 なぜ海外が好きか? そんなこと、 考えてみたこともなかった。 海外には、 興味を持つものだと 自然とそう思ってきたから。 物心ついたときから そうだった。 だけれど、 海外に興味がない人や 行ったことがない人からすると 不思議なんだろう。 どうして海外が好きか? 自分なりに考えてみた時に 「海外へ行ったり、 外国の文化を学ぶことで 視野が広がって 人生が豊かになるから」

          日本人が海外に憧れをもつ理由を考えてみる。

          フランス人は日本好き?

          日本人からすると フランスは「憧れの国」。 綺麗で、おしゃれで、 洗練されていて… そんなふうに 行ったことがなくても、 とりわけ詳しくなくても フランスには、 そんなイメージを 抱いている人が多いと思います。 一方、フランス人から見た日本は どうなのでしょうか? フランス側も、 日本に好感をもっている人は 多いように思います。 日本はどんな国?フランスのイメージ 日本と聞くと、 フランス人は何をイメージするでしょうか? まず、街や暮らしに関しては ハイテクな

          フランス人は日本好き?

          フランス映画で、わがままな自分を許される。

          ここ数ヶ月、 バタバタしていて なかなか映画を 観に行くことができなかったが、 今日、久しぶりに観ることが叶った。 今日見たのは、 ソフィー・マルソー主演の 『すべてうまくいきますように』 (原題: Tout s’est bien passé 原題は過去形になっているのが面白い) 歳老いて病に罹った父親が 「尊厳死(Mourir dans la dignité)」を望み、 反対しながらも、 頑固として意志を変えない父親の 最後の願いを叶えるために動く、 主人公の

          フランス映画で、わがままな自分を許される。

          フランスのお家について

          今日は、 フランスの家庭とお家の話を しようと思います。 今から9年ほど前 フランス高校留学をした際に ホストファミリーの家にお世話になりました。 その時、ホストファミリーの 親戚の家や友達の家などにもお邪魔したので 結構色々な フランス人の家を巡ったと思います。 なので、今回は 私の経験をもとに、 フランスのお家と家庭について お話ししようと思います。 私が行ったことがある 家庭の範囲になってしまうので 他はどうなのかはわかりませんが わかる範囲で、 紹介して

          フランスのお家について

          パリに住む人たち

          「パリで働いている人」と聞くと、 コーヒーを片手に 颯爽とパリの路地を歩く、 かっこいいイメージが浮き上がる。 「パリに住んでいる人」と聞くと、 テラス席で本を片手に 優雅にコーヒーやワインを飲んでいる姿を 想像してしまう。 フランスという国にいる、 というだけで、 私たちは、そこには 優雅な暮らしがあるのだろうという イメージを、勝手に持ってしまっている。 そこに、憧れを持つと同時に 羨ましい、 という微かな嫉妬心を 感じることもある。 フランス、とりわけパ

          パリに住む人たち