フランス人が大事にしているもの
フランス人って、太陽が好きだなあ
と感じたのが、今から8年前の
留学のとき。
少しでも天気がいいと
「散歩に行くよ!」
「今日はお庭のテーブルでご飯を食べよう」
とホストマザーに
よく連れだされた。
そこで、はじめて私は
「天気のいい日って、いいものなんだ」
というのに気がつかされた。
それまでは、考えてみると
天気の良し悪しなんて
あまり考えて生きてこなかった。
それどころか、好きな天気は「雨」。
根っからのインドア派で
休日はもっぱら外に出ず
家でダラダラと
本を読んだりして過ごす毎日だったから
「雨音はBGMになっていい」
なんて
思っていた。
確かに、雨の日の夜も
石畳に街が映り込んで
美しいけれどね。
フランスで太陽が大事にされる理由
フランスの冬は
日照時間がとっても短い。
いちばん短いときは
日の出は9時近く。
日没は、夕方4時。
わたしたちが
仕事や学校にいる間に
日は昇って、沈んでしまう。
冬は
天気の悪い日も多く
ポツポツと雨が降ったり
曇っていたり、
霧が濃かったりと
なかなかお天道様を
拝むことができない
フランスの厳しい冬。
なので、天気のいい日は
大事にする文化なのだ。
フランス人が天気のいい日にすること
まずは、散歩。
フランスの街には
必ずといってもいいほど
美しい公園がある。
フランスの公園には
美しい噴水とベンチ
そして、よく手入れされた花壇。
フランスの人は、本当に
植物を大事にしているなあと感じる。
心のオアシスになるような
そんな公園が
どの街にいってもある。
なので、私は
新しい街にいって、観光をするとき
公園を見にいくようにしている。
公園の大きさや
特徴は街によって違うので
そこも面白いのだ。
フランス人がすること、その2は
日光浴。
フランス人は、
日焼けをするのを構わず
太陽の下で何時間も寝転がっている。
むしろ、日焼けすることが
かっこいいと考えられているので
みんな公園やビーチで
肌を焼く。
これには、
ちょっとびっくりした。
自然に触れる
優雅なイメージのある
フランス人だけど
結構アクティブ。
天気のいい日は車を出して
ちょっと遠くの山や森へ
ハイキングに行く。
フランスって、
国土は日本の1.5倍もあるのに
人口は半分ほど。
なので、大抵、
ちょっと車で行ったところに
森がある。
週末に行くと
特に子ども連れのファミリーが
たくさん。
天気のいい日は
そうやって家族で遊ぶことで
リフレッシュするだけでなく
家族との時間を大事にするのだ。
子ども向けのテーマパークや
遊園地でもないので
大人もゆっくりと
楽しめるのが、
自然のいいところだと思う。
フランスで、私は
太陽に感謝することを知った。
今では
天気のいい日は
ベランダに机を出して
お茶を飲んだり
本をのんびり読んだりしてみたり。
仕事の合間に
ちょっと近くの公園に
気晴らしに行ってみたり。
日のあたりのいい部屋の一角で
お昼寝をしてみたり。
太陽って、本当に不思議で
日光を浴びると、
悲しい気持ちが
しゅん、と小さくなって
消えてしまうのだ。
スマホやテレビで
暗いニュースも多い、いま
悲しい気持ちになってしまうことも
増えてしまったけれど
とりあえず、そんなときは
太陽を浴びて
猫のようにぼーっとしてみるといい。
最近、SNSをやっていることで
大きく落ち込むことが、増えてきた。
だから、
スマホは見えないところにしまって。
太陽の下で、ぼーっとしていたら
いつの間にか、
悲しい気持ちはどこかへいってしまっていた。
太陽の力って、すごいなあ。
スマホばかり見て
うつむきがちな今だけれど
顔を上げて
あおい空と太陽をみて
大きく深呼吸してみよう。
そうしたら、
少しだけ、前向きになれるから。
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