『坂東ism』を学ぶ
バチェラー・バチェロレッテジャパンのMCをつとめる、坂東工さんのオンラインイベントに参加した。テーマは『俳優、アーティストの顔を持つ起業家が語る、マルチに活躍するための仕事観』。1時間半というなかなか長めの尺を使って、坂東流の生き方を教えてもらった。
坂東さんは、とてもユニークな方だと思う。私たちがよく観て知っているのは「MC役」の坂東さんだろう。「与えられたロールをしっかりと演じる」に徹しているそうだ。主役は自分じゃない。前に出ない。そこを大切にしているそうだ。ものの切り取る角度、感じ方なんかが独特で、考え方もとてもポジティブ。作品の中で観ている坂東さんと、少し違う角度の顔を見れた気がした。
話を聞いていて、とても頭の回転が早い方なんだな、と感じた。参加者からの質問に対しての答える姿勢も、見習いたいと感じるくらいに的確で、スマート。人前で話すことを仕事にされているからか、会話を纏めるのもとても上手い。聞きやすい話し方だな〜と思った。
とても意外だったのが、何かに憧れたり模倣したりして何かを始めることはないそうだ。例えば身体を動かしたくて俳優を始めたと仰っていた。芝居もアートも上手くなりたくはないそうだ。とにかく飛び込むこと。そういう部分に関して、自然体なんだろう。キャッチしたことに対して、「空気に乗る」「舟を漕ぐように」と言われていた。自分のアンテナをとても大切にされてるんだな〜と感じた。だから憧れている人はいないと。自分軸をしっかり持っていて、「豊かであること」にフォーカスを置いている。幼少期に苦労されたからこそ、今をとてもhappyに過ごされているんだなと感じた。
アート作品を創るときも、お客様の想いだったり感じていることを受け取って、具現化していくそうだ。一緒に創る、お客様が坂東さんという依代を使って作品を創っている、そんな創り方をしているそうだ。「僕を通して、お客様が作品をつくっている」という表現をされていた。アーティストというよりは、「表現の手を貸す人」というイメージ。
わたしもアート的な表現を取り入れることが好きだ。アクセサリー作りもそれの一つ。使ってくれる人をイメージして、アクセサリーをデザインする事が多い。坂東さんと違うのは、私が相手をイメージして創っているところだ。坂東さんの話を聞いて、「一緒に創る」ことも楽しそうだなと思ったので、いつか挑戦してみたい。
未来について、参加者から質問があった時に「自分をみつめられる瞬間をみんなが持ってる時代が良いな」と仰られていた。楽しい、嬉しい、幸せと感じること、それを持てる人を増やしたいというのが将来の夢だそうだ。個人的な夢ではなくて、どうしたら世界が良くなるか、良い時代を生きれるか、そういう視点を常に持っていて、だからこそ輝いて見えるし、魅力的に見えるんだな〜と感じた。素敵な言葉がたくさん溢れていて、それでいて準備したものではない、心からそう考えているからこそすぐに出てくる言葉。こんなカッコいい大人になりたいと思わせてくれる時間だった。
恋愛観についても語ってくれていて、イベントに参加して良かったと思えた。
最後に「あなたにとって真実の愛とは?」の質問に、「今です」と答えていた坂東さん。ますますファンになったひとときでした。貴重なお時間をありがとうございました。
Anne
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