見出し画像

キャベツ卵 減塩レシピ

 これは我が家の定番メニューで、子供の頃から母が作ってくれたのを私も踏襲して作っている。
 母はオイスターソースではなく醤油を使っていたが、醤油の方が塩分が強いので、私はオイスターソースを使う。
 塩分を気にしなかった頃は、醤油とオイスターソースを大さじ1/2ずつにしていた。

材料 1人分
 キャベツ 2枚
 卵 2個
 ごま油 大さじ1

調味料
 オイスターソース 大さじ1
 酒 大さじ1

食塩相当量 1.74(オイスターソースのメーカーにもよる)

作り方
キャベツは芯を取って、3センチ四方ぐらいの大きさに切る。
卵は割って、菜箸で泡を立てないように混ぜながら、白身を切る感じでほぐしておく。
調味料は混ぜておく。
フライパンにごま油を熱し、キャベツを入れて中火で炒める。キャベツが少し焦げるぐらいがいい。
キャベツが十分炒まったら火を弱くして調味料を入れ、全体に絡める。
中火に戻して卵を加え、手早く返して半熟のうちに皿に取る。

 オイスターソースはスーパーで添加物のないものを探すのは大変だ。
 たいていアミノ酸が入っている。
 私が使っているのはポールスタアという会社のもので、アミノ酸は入っていない。
 その代わり酵母エキスが入っている。
 酵母エキスの原材料は遺伝子組み換え酵母なので、酵母エキスの入っているものも使いたくないのだが、それを言い出すと使うものがなくなるのでやむを得ず使っている。

 卵は平飼いの卵を買う。
 狭いケージに入れられて、ひたすら餌を食べさせられ、運動することもできずに卵を産み続ける。
 そんな可哀想な鶏の卵は食べたくない。

 しかも、もっと残酷なことは、1度にたくさん餌を食べられるように、くちばしの先端を切り落とすのだそうだ。
 この話は20年以上前に聞いた。
 本当かどうかネットで調べてみたら、雛のうちに切ると書いてあった。
 くちばしを切るのは、鶏同士の突き合いを防ぐためだそうだ。

 安易に安い卵を買う前に、鶏の扱い方について知って欲しい。

どんなに鶏の生態や習性に配慮した飼育をしたとしても、最終的に鶏は産まれて1~2年ほどで屠殺されます。出荷ー輸送ー屠殺、どの過程も鶏を苦しめます。それに、どんな福祉的な卵を選んだとしても採卵鶏のオスの殺処分問題をクリアできる卵は少ないでしょう。さらに福祉的な屠殺方法について法的枠組みのない日本では、屠殺方法はスタニング(気絶処理)なしでいきなりネックカットということも珍しくありません。

大量生産大量消費の結果が、生産効率を優先したケージ飼育であり、デビークや強制換羽、オスの殺処分といった残酷な行為につながっています。日本の採卵鶏の飼養羽数は1億8千万羽を超えています(2019年農林水産省統計)。この数の多さが鶏の扱いの乱暴さに拍車をかけています。
出荷時に鶏がどのように扱われているかを見れば、大量生産大量消費がどのような残酷な結果を招いたかがわかるでしょう。

【追記】
 私はパルシステムの平飼い卵を買っているが、これはアニマルウェルフェアに考慮している。
 写真を見ると、くちばしのとがった鶏が鶏舎の中を自由に歩き回っている。

「平飼いでも過密状態で飼ってしまっては意味がないですから。ヨーロッパの基準も参照しながら、今は坪当たり15羽以下で飼育しています。生協との関係を積み上げてきた中で具体的なルール作りをしてきました」

 飼料に抗生物質や抗菌剤は一切使用していない。その分、鶏舎を衛生的に管理し、健康的に飼育する必要がある。手間はかかるが、「育てる側」にもメリットがあると感じている。


いいなと思ったら応援しよう!