【企業インタビューVol.1】シミックホールディングス株式会社|インクルージョンを実践し、体現する場を作る
こんにちは。ダイバーシティ&インクルージョン推進を、組織と人の側面から支援する株式会社An-Nahal(アンナハル)です。
An-Nahalでは、事業内容や組織のビジョン・文化、そして事業を取り巻く外部環境から、組織にあったD&I推進を実現するサポートとして『D&Iパートナーシップ』を提供しています🫱🏻🫲🏼
D&Iパートナーとして、An-NahalがD&I推進の伴走支援を担っているシミックグループでは2023年8月からD&I推進有志グループ「RO-DE&I(ロディ)」の活動がスタートしました。An-Nahalはグループの企画・実行支援、RO-DE&Iメンバー向けのリーダーシップ開発を行っています。
今回は、RO-DE&Iの事務局を担うシミックホールディングス様のお二人のゲストに、D&I推進にかける想いや現在の取り組みについてお話しいただきました。ぜひ最後までご覧ください😊
*こちらのインタビューはImpact Report2023にも掲載しています。
D&I推進有志グループ「RO-DE&I(ロディ)」とは
RO-DE&Iとは、Respect Each Other Diversity, Equity & Inclusionの略。シミックグループの人財戦略「HR Strategy IKIGAI 1.0」の中のキーワードの1つである「Respect each Other」を引用しメンバーで議論した上で決定しました。
ジェンダー/LGBTQ+/Sogi、働きやすい環境づくり、人間外存在の3つのテーマで各部会ごとに活動しています。
活動目的
メンバー自身がDiversity, Equity & Inclusion(DE&I) について自主的に学び、知識や理解を深める
企業活動におけるDE&Iの必要性を理解、腹落ちする
自らグループでのDE&Iを推進していく
パートナーインタビュー🎤
シミックホールディングス株式会社 Chief Human Resources Officer 口村圭氏、コンプライアンス部 部長 金丸恭子氏に、An-Nahalとの出会いのきっかっけやD&I推進にかける想いについてお話しいただきました。
次なる一手としてボトムアップで文化を醸成したい
口村:弊社は女性のCOOをはじめ女性社員の割合が多く、多様な働き方を推進する制度の導入もするなど、D&Iに大きな課題を感じていたわけではなかったのですが、社内においてD&Iをより推進する上で伴走者がいると良いのではと思ったのがAn-Nahalと出会ったきっかけです。
金丸:口村さんが入社するまで1人でD&I推進を担当していたのですが、キャパシティの限界を感じていました。また、社内の体制に加えて外の専門家からアドバイスをもらう方が進めやすいのではと考え始めていた時でした。
品川:最初にお話しした時にやるべき施策はすでに取り組んでいた印象でしたが、今後はボトムアップで組織の文化を醸成していこうという段階でしたよね。
口村:そうですね、これまでもダイバーシティ推進に関わる施策はさまざま取り組んでいて、数値的にも悲観する状態ではありませんでした。ただ、本質的に組織の文化を醸成していきたいと考えたときに、担当者の頑張りだけでは難しい。
また、トップダウンでのD&I推進も重要ですが、これまでとは違う形で想いを共にする仲間を増やしていきたいという思いもあり、社内でD&Iを推進する有志グループRO-DE&I(ロディ)の立ち上げに至りました。
有志グループRO-DE&Iはインクルージョンを実践し、体現する場
口村:RO-DE&Iはタスクフォースというよりも、ラーニングコミュニティやラボのような、まずは自分たちが学び実践する場にしたいと考えて立ち上げたのですが、結果的に想像以上に多種多様なテーマに関心のある意欲的なメンバーが12名集まりました。
金丸:メンバーとして手を挙げるには勇気が必要だったはずで、まずはその想いを尊重したいですね。それぞれやりたいことや興味関心が異なる中で、譲歩したり主張したりしながら進んでいる姿を見て、まさにインクルーシブな場だと感じています。
できない理由を環境のせいにせず、変化を求めるだけでもなく、自ら行動して変化の起点になるということをRO-DE&Iを通じてもっと広めていきたいですね。
口村:大変だったのが、成果目標を立てて期限までに実行して…という業務的な考え方からの脱却です。それぞれ職業人である以前に生活者で、親や子など多様な側面を持っている。その中で、どのように社会と関わっていくかを考えることがD&Iの土台だと思うんです。その上で、その生活者としての軸があることで主体的な職業選択や働きがいに繋がって、それが巡り巡って組織としての強みにもなると考えています。
新しい景色が見える「窓」のような存在としてのAn-Nahal
口村:An-NahalがD&Iの分野でグローバルな視野・知見を持っていることに価値を感じています。その知見を共有してもらうことで、会社の枠を超え、さらにはグローバルに視野を広げて学ぶことの大切さを説得力を持って理解することができています。
新しい景色を見ることができる「窓」のような存在として、そしてこれからは窓から外に出ていくようなメンバーの行動を後押しする存在として、今後も一緒に取り組んでいければと思います。
まとめ
正解が1つではないD&I推進だからこそ、RO-DE&Iメンバーも事務局も試行錯誤しながら約1年間取り組んできました。
そんな中、さまざまな価値観や経験を持つメンバーの中にも多様性があり、ディスカッションをしながらD&Iの難しさや価値を実感することができたという気づきも多く聞かれます。
多様な人が協働するチームのファシリテーション役というAn-Nahalの強みを活かしていきながら「インクルージョンを実践し、体現する場を作る」ための伴走を続けていきたいと思います。
An-Nahalは、ダイバーシティ&インクルージョン推進に役立つ情報とヒントをさまざまな方法でお届けしています。
また、ダイバーシティ&インクルージョンに関わる研修・コンサルティングを提供しています。
自社での導入を検討したいという方はお気軽にお問い合わせください。