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もしも反ナチスを貫き処刑された女学生が、インスタをやっていたら

ヒトラー政権下、信念を貫き反ナチス・反戦活動を行なったドイツ人学生グループがあったのをご存知でしょうか。彼らは「白バラ」という名前で密かに活動し、反ナチスのビラを作り、まいていました。その中で紅一点だったのがゾフィー・ショルという女学生。彼女は1921年に生まれ、1943年に処刑されたときはわずか21歳でした。

彼女の生誕100周年である今年、ドイツでは面白い取り組みがされています。SWRとBRという2つの放送局が、【ゾフィー・ショルがインスタをやっていたら】という設定で、合同プロジェクトを発足。Luna Wedlerという女優が、ゾフィー・ショルに扮して日々の様子をインスタに投稿しているのです。

@ichbinsophiescholl

このインスタアカウント、すごくいいんです。「反ナチス活動家」という崇高な歴史上の人物だったゾフィー・ショルが、インスタでは本当に身近な等身大の女の子なのです。おしゃれな部屋で友達とパーティーして騒いだり、恋人への思いをつぶやいたり、ナチスの迫害に怒ったり、「白バラ」活動について思い悩んだり、時にはゲシュタポに見つかりそうになって焦ったり。。彼女の無邪気で明るい性格や、信念を貫く様子が見えて、世界観に入り込んでしまいます。

投稿は基本的にドイツ語なのですが、「Meine Woche(私の一週間)」という週一の投稿では、英語字幕版をつけてくれています。なので勉強にもいい!

ゾフィー・ショルについて、映画や本はすでにいっぱいあるんだけど、インスタってのが新しい。ドイツの放送局、にくいなぁ。

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