#StopAsianHateを通して思ったこと。そして新しい決意。
新型コロナウイルスのパンデミック以降、アメリカではアジア系に対するヘイトクライム(憎悪犯罪)が急増している。
コロナ禍におけるアジア系への暴力行為を追跡調査する団体「Stop AAPI HATE」によると、2020年3月から今年の2月までの1年間で、実に3795件のアジア系への差別行為が報告されたという。報告されていない事件も数多く存在すると見られ、実際はさらに深刻な状況であることが容易に想像できる。
そんな中、今年3月16日、アメリカ・ジョージア州アトランタにあるマッサージ店3カ所で、相次いで銃撃事件が発生した。この一連の事件で死亡した8人の被害者のうち6人がアジア系女性だったことから、全米のアジア系コミュニティに激震が走った。
逮捕されたロバート・アーロン・ロング容疑者は殺人の容疑を認めている一方で、人種差別を背景にした犯行は否定しているというが、動機が何であろうと許されざる行為であることに疑問の余地はない。この事件をきっかけに、アメリカのみならず世界では今、リアーナやグウィネス・パルトロウ、マーガレット・チョーほか多数のセレブたちによる「黙ってはいけない」と呼びかける声が広がっている。
(引用)https://www.vogue.co.jp/change/article/celebrities-stop-asian-hate
まず第一に、罪のない人たちが卑劣な事件に巻き込まれることが本当にやるせない。日本に住んでいる限り、アジア人というアイデンティティを感じることは少ないが、日常生活でRacismを感じて自らに制限をかけなくてはいけない状況があるのだろう。事件のあった地域に住んでいるアジア人たちはどんな思いでこの事件と向き合っているのか。考えるだけで悲しくなる。
ステレオタイプから生まれる、暴力。
パンデミックの影響で、アメリカ国内ではアジア人に対する暴力が増加しているとのこと。人はこの状況を誰かのせいにしたくなるようで、その矛先がアメリカに住むアジア人に向いている。
きっとこの事態は、日々触れている情報の中で醸成されていくステレオタイプから生まれるものなのだと思う。コロナウイルスを世界に広めた人種がアジア人なのだというニュースを日本人として理解できないのも、受け取る情報が大きく異なるからだ。
もしRacism的なステレオタイプを持っている人たちが、一定数アメリカ国内にいるのであれば、彼ら彼女らに私たちの主張をもっと届けなくてはいけないと思う。
日本国内で発信するだけでは、世界は変えられないことを知った。
国を超えて、自分の主張を多くの人に届ける。
今回のニュースをきっかけに、アメリカ国内に住むアジア人を助けるためにも、 #StopAsianHate というキャンペーンに賛同した。
その中で、多くの著名人たちを含め、自らの危険を顧みずこのキャンペーンに本気で向き合っている人たちに出会うことができ、自らの主張を届けることで大きなムーヴメントが起きていることに、本当に心が動かされた。
そんな人たちをみて、日本というある程度守られた環境で暮らしているという事実に感謝をしながら、私もアクションを起こしていきたいという気持ちになった。
そこで、少しでも日本のことやアジアの状況をリアルに知ってもらうために、このブログを多くの地域や人に届けられるように、言葉を変えて発信していこうと思う。
また、この場で新たなお知らせができたら幸いです。
では。
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