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実習棟 上棟実習
今年度の1年生 (第28期生)による実習棟の上棟が1月26日・27日に、
江東実習場で行われました。
この実習棟実習は、東京建築カレッジのカリキュラムで一番の特徴といってもよい。1年次実技実習の集大成的な授業だ。
道具の使い方を学び、継手仕口の工作実習が進むと、
次は2階建て一棟の実習棟を建てるカリキュラムが始まる。
秋になると飯能から品質の良い西川材が届きます。
今年はヒノキが多くて例年よりいい感じです。
プレカット材しかしらない生徒のテンションはあがります。
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毎年1年生が図板書きから、墨付け・加工から建て方・上棟・構造実験・ 解体までを一連の流れとして学習することになる。
それぞれの生徒の大工経験などを考慮し 土台、柱、小屋、梁などのパートごとに班を編成し、建て方までの工程を各班が責任をもって取り組む。
1階部分は伝統工法(木組みのみ)2階から上は在来工法の木造軸組み2階建て住宅を取り組みます。学習のために考案されたハイブリッド構造。
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例年に比べて作業の進度が遅かったため、間に合うかのか?・・と
先生方から 不安視されていましたが、危機感をクラス全体で共有し、
集中して追い込み作業を行いました。
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そして、1月26日・27日 待ちに待った28期生の実習棟 上棟の日
天気にも恵まれました!
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現在の多くの新築はプレカット材の組み立てがほとんどであり、分業化も進んでいるため、総合的な建築施工の体験は、なかなかできません。
皆緊張感を持ち、一致団結をして組み上げていきます。
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足場やフルハーネスの特別教育、丸のこ作業従事者安全教育など法定教育を全員受講し、安全第一で進めています。
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2日間かけて無事組みあがったのち、上棟式を行います。
家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに
感謝するとともに、最後まで工事の安全を祈る儀式です。
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実習はこの後も、構造実験・垂木・鼻隠、野地板・下葺(したぶき)、間柱・筋交い、窓・内法(うちのり)、廻り階段製作とまだまだ続きます。
この実習棟は 次年度の1年生が、秋に解体実習を行います。
そうやって毎年毎年、実習棟を建てています。