愛のカタチ～きのう何食べた？～

冬の寒い時期、なぜかふと、以前ドラマと映画でやっていた「きのう何食べた？」を見たくなることがあります。
きっとドラマの中で、クリスマスやお正月のシーンが印象的だったからかな。愛する人との関係の深まり、うまくいくかと思うと微妙な空気が流れてしまう家族との関係、なんかどれも切ないくらいに共感した。

先日、夫婦別姓についてつらつらと思うままに書いてみたけど、選択的夫婦別姓とは別にもう一つ婚姻制度にまつわる議論として、同性婚というものがありますね。

同性婚。
私の個人的な知り合いでも何組かいます。
同性婚してる人たち。
決して同性婚を特別視するわけじゃないけど、お互い思いやる気持ちが強くて、素敵だな～と彼らのことを眺めていたこともあります。

20代の頃、自分の恋愛がうまくいかずとにかく孤独だったとき、知り合いの同性婚しているアメリカ人カップルがお互いを本当に思いやりながら暮らしている姿に励まされて、「ゲイカップルにここまで勇気をもらうことがあるとは思わなかったわ」と冗談で一緒に大笑いした記憶がある。
あの頃の私、若かったな。

夫婦別姓に関する記事でも書いたけど、同性婚に反対とか、子供はどうするとか言う人たちって、そもそも同性婚して、家庭を築いて、一緒に子育てをしている人たちと個人的に関わって、その姿を見て、語り合ったりしたこと、あるのかな～？と思います。
同性婚してる人たちの家に呼ばれるとか、逆に彼らを家に招いて一緒に食事をするとか、そういう関わりの中で彼らの葛藤や問題意識に触れて、自分の視野も広がって、考えが形成されていくこと、あると思います。

今年も見たくなります。
大好きな「きのう何食べた？」
西島秀俊も内野聖陽も田中美佐子もみんな素敵。
そして何より、ご飯がめちゃくちゃ美味しそう。
クリスマスのディナーも、お正月の実家でのお食事も。
大好きな人たちと、決して器用とはいえない生き方をしながら、共に人生を歩んでいけるのも、幸せ。
泣けるほど不器用でも、ちゃんと幸せになっていける。

ちょっと今日は、朝から同性婚に関する記事とそのコメントを見て心がモヤモヤして、こんなことを書いてみました。
皆さんの心も穏やかで、暖かかでありますように。