信者ブラスバンド

本文

この学校の吹奏楽部は何かがおかしい。

どうやら、皆がとある音楽制作ユニットの信者だという。
その世界観に惹かれ、ひれ伏したものが集まってきたらしい。
彼らの世界観のすばらしさをより多くの者に知ってほしいという目的のもと、ブラスバンドを結成したという。

それだけならファンと大差ないだろう。

そのユニットを知らない人が入部して、布教された後に、そのユニットに好印象を抱き、ファンになるならまだよい。

しかし、彼らは「信者」。アンチを酷く嫌う存在である。
そのユニットに嫌悪感を抱いたものが入部してきて嫌悪感をあらわにした場合、まるでその学校にはじめからいなかったかのように扱われる。
しかも、戻ってきたアンチはいない。

これは絶対に何らかの処理をしているな。

調べていくと、音楽室のある場所に謎の空間があることに気付いた。
楽器置き場：準備室のようだ。

準備室を調べると、隠し扉があった。
地下に行ける。

地下は凄惨な光景だった。

手記はここで終わっている。

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