白石恋の〆パフェ パフェフンフン33秒前日譚
本文
僕は白石恋(しろいし れん)。
大手企業の札幌支社に勤務する会社員だ。
同僚からは「超絶天然ボケ」なんて言われているけど、気にしたら負けだ。
ああ、今日も遅くなったな。
酒飲んでパフェ食べて帰ろう。
途中省略
結構食べた。早いけど〆にするか。
〆と言ったらパフェ。これは常識だぞ、諸君。
しかし、どの店もいっぱいだな。
他に高評価の店ないかな……。
ん……?カフェ4分33秒……?
パフェは作っているかな…?
おっ、作ってんじゃん。
しかも口コミも良い感じ。
開いてるかな。すいてるかな。
良かった。開いてる。すいてる。
パフェ作ってくれるって。
良い人だな。
視点変化
恋はテーブルでチャットアプリを見ながらパフェを待っていた。
「お待たせしました。新作の『パフェ**33秒』です」
ふと、違和感を覚えた。**の部分が聞き取れなかったのだ。
「すみません」
店員を呼び止めようとしたが、聞こえていないようだ。
恋は待っているのも無駄だと思い、食べ始めた。
今まで食べた中でも絶品だ。早く食べ進めなければ。
恋は次の日から出勤しなくなった。
どうなったかはカフェ関係者のみぞ知る…………。
後日譚
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