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沿線の概念
「××沿線」というと住む場所選びにも影響したり、街の雰囲気を語るファクターになるなど、話のネタには事欠かないものである。
関西圏では特に「阪急沿線」は良くも悪くも一定のイメージが流布しているといえるが、この一定のイメージというのは写真を撮るには必ずしもアドバンテージにはなるとは限らない。写真に限らず表現ではパターン化こそ忌むべきもので、作品の自己模倣にでもなれば袋小路に陥ったも同然。写真はただでさえも複製芸術であるのに、そうなると「阪急沿線」でテーマに写真を撮り続けるのは遅かれ早かれ行き詰りそうな気がしてならない。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/26061110/picture_pc_4b7b7c39c0957116fc9f006050cf0c19.jpg?width=1200)
いや、そうではない、逆に考えるんだ。
写真は「エフェメラル」なものであるから、同じ「阪急沿線」であっても全く同じ写真が撮れるわけではない。むしろ撮るたびに新しい「阪急沿線」が見えてくるのではないか。そんな新しい沿線像を重ねていけば、新しい概念の「阪急沿線」を提示することができるかもしれない…
さあ、「概念としての阪急沿線」を探すべく写真を撮りに。
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![anmtgallery / 石橋実乃生](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118986518/profile_ea76d5b7a9f5ae9df83f62c933ae6982.jpg?width=600&crop=1:1,smart)