私の筋カウント練習法
こんにちは、アンモナイトです。
筋カウントという押し引きの技術があります。
リーチが両面待ちだと仮定して、通ってない筋が何本あるかで放銃率を把握するという技術です。
ただし、実際の リーチが必ずしも両面待ちとは限らないということに注意してください。
例1
具体的に見ていきましょう。
対面からドラ切りリーチが入りました。この時点で、通っている筋は、2-5m、6-9m、4-7p、5-8s、4-7sの5本です。筋はマン・ピン・ソーの各色に6本ずつありますから、全部で18本です。
従って、通っていない筋は18-5=13本です。このとき、通っていない牌を切って放銃する確率は、9pのように1筋のみにかかる牌ならば7.7%、6pのように2筋にかかる牌ならば15.4%となります。
例2
先ほどの場面の続きで、上家から追っかけリーチがかかり、ハイテイの一牌を残すだけ。
ここでは対面のリーチの待ちに注目します 。
局面は煮詰まっており、リーチの直後の例1と比較すると対面に多くの筋が通っています。
対面に通っていない筋は、5-8m、2-5p、3-6p、5-8p、6-9p、2-5sの6本だけです。
以上の通っていない筋を切ったとき、放銃率は2筋にかかる5pあるいは6pでは33.3%=(1/6)×2、5p・6p以外の牌では16.7%=1/6にもおよびます。
通っていない筋をつかんでしまったら、めっちゃ危険ですね。
結果は、上家が運悪く3pをハイテイでつかんで:
気の毒に、ハイテイがついてマンガンの放銃になってしまいました。
残り筋カウントと放銃率
残り筋の本数と放銃率について一般化しておきましょう。
通っていない筋を1牌押すときの放銃率は
1÷残り筋の本数×100(%)
です。同じことですが、
1÷(18-通っている本数)×100(%)
とも表せます。ただし、両無筋456(例えば1-4も4-7も通っていないときの4)を1牌押すときの放銃率は
1÷残り筋の本数×2×100(%)あるいは
1÷(18-通っている本数)×2×100(%)
と2倍になります。
リーチに通っていない456を押すことは危ないということがわかります。
筋は全部で18本あるので、通っている筋、残り筋(=18-通っている筋)、放銃率の関係は、以下の表のようになります。
ここまでの内容は、すでに多くの人が記しています。
ただし、問題は実戦中にこの筋カウントを素早くできるかということです。
リーチに対して自分の手をどう進めていくか、ワンチャンスやノーチャンスの筋はあるか、字牌の切れ具合はどうか、リーチ者以外の他家の動向はどうか、などなどを考えながらリーチ者の筋をカウントしていくことは容易ではありません。
練習方法
私が実行している有益な練習方法があります。
自分がリーチをかけているときに、自分の捨牌でカウントするのです。
リーチをかけるまでが大変ですが、かけた後は暇です。
果報は寝て待てで、基本的に和了牌が出るのを待つだけです。
もちろん、カン材をつもってきたときに暗カンするかどうかとか、オーラスで脇からの出和了りや安目を見逃すかとか、例外的に考えることはありますが基本的に和了するまでツモって切るだけです。
このとき、パッと見で筋をカウントする練習しましょう!
結局、今日言いたいことは上の一言です。
おわりに
今日は,私がふだん実践している筋カウントの練習法を述べました。
最初に述べましたが、実際の リーチが必ずしも両面待ちとは限らないということに注意してください。ターツ選択のない早いリーチは愚形待ちの場合が少なくありません。
最後まで、お読みいただきまして有り難うございます。
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