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I watched the shining!! 映画『シャイニング』のイラストレビュー

先日『シャイニング』を観まして、登場人物の表情に魅せられております安良です。もう映像が頭から離れなくなってしまい、さっそく記事にしようと思い立ちました! \(`0´*)ヌォ


◆『シャイニング』の感想

舞台は1980年頃のアメリカ。コロラド州ロッキー山上の豪雪地帯に立つ高級ホテル。それはネイティヴ・アメリカンの墓地の上にあるという……
孤立した館の閉塞感、ホテルで働く人を襲う狂気、いろいろと考えさせられる映画でした。1980年の作品ではありますが、とっても面白かったです。

[note111]im1_映画シャイニングスケッチ

もとはと言えば、おじさんのキメ顔サムネイルを見て「これアメリカン・コメディ?」と思いつつ視聴を開始。でもすぐにホラー物だと感じ、オープニング・クレジットで「あっスティーブン・キングだ!」と興奮!


[note111]im2_映画シャイニングスケッチ

目がグリンと上を向いた父親のジャックは、宇宙からの交信を受けているかのようで笑ってしまいました。ハロランさんもタダ者ではないオーラがびんびんです。でも話が進むにつれ精神的に揺さぶられる演出が増えて、だんだん恐ろしくなっていきました。


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そして、少年ダニーが天使のごとく可愛いかったです。次々と恐ろしい目に遭い、トランス的没入感で混乱する様は臨場感アリ! 精神的恐怖にさいなまれる演出は日本的でもあり、強い共感を覚えました。

大人の説明と食い違う現実や、連続する矛盾めいた出来事。あるはずがないのにある、信じたいけれど信じたくない、見たくないけれど見なくてはならない。そんな幼いダニーが理解不能なモノに対処しようとする時、内面にある別人格トニーひとさしゆびと会話します。この単独対話は指輪物語のゴラム/スメアゴルのようでもあり、純粋な葛藤にぶつかる人物描写に心が掻き乱されました。


⛔ WARNING!! ⛔
--- 以降、ネタバレエリア ---

『シャイニング』には原作小説があるのですが、私はまだ読んでいません。
映画と小説はだいぶ違うとのことで、原作の館は最後に爆発炎上するとか。ワオ!
この作品の舞台設定も気に入っていまして、もうちょっと内容に踏み込んだ感想を書きたいと思います。

「悪霊のいそうな恐怖の館(1980年代)」というシチュエーションから、私はTRPGのクローズド・シナリオを連想しました。
「もし自分がその場にいたなら、生還出来たろうか?」
「惨劇の原因はネイティヴ・アメリカンの呪いに違いない」
など、別の生還ルートはあるかなと考えたり、事件の真相はなんだろうと推理していました。

タイトルの『シャイニング』は、ネイティヴ・アメリカンの特殊能力を指す言葉だそうです。予知やテレパシー、サイコメトリングなどなど。小説ではダニーやハロランが鍵とのことで、シャイニングの絡んだサスペンス要素が軸になりそうです。
ウーン、館モノ特有の閉塞感と特殊能力の組み合わせは、スリリングな香りが漂いますね。

スティーブン・キングは『キャリー』が結構サイキックなお話でしたので、原作はもうちょっとオカルト寄りなのかなぁ……なんて想像しています。
いつか読んでみたいですね。それではっ!


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