【FF14】新生で記憶に残った人たちについて書く

ということで晴れて新生をクリアし、ここから蒼天につながるストーリーを消化していくことになるけれど、その前に印象深かった人のことを書いておこうと思う。

みんなは誰が一番印象深かった?個人的にはこの3人。
ガイウス・ヴァン・バエサルとその部下ネロ・トル・スカエウァ、リウィア・サス・ユニウスだ。

そう、みんな敵方なのだけれど、この新生という物語がFF14における長大すぎるチュートリアルということなのか、あまり暁の面々や味方陣営に強い思い入れのあるキャラクターがいない。
むしろ味方のメンバーには、これから強い思い入れができていくだろうと思うので、ここは敵に絞って書いていこうと思う。

新生で気になった人:TOP3

リウィア:恋愛と執着をはき違えた?

リウィアはかなり好きだ。ミンフィリアとちょうど反対の立ち位置で、

  • 戦場に出ることのないミンフィリアと、前線に立つリウィア

  • 他者との協調性に富むミンフィリアと、協調性?くそくらえなリウィア

  • 遺志を継ぎ迷いつつも進むミンフィリアと、盲目的にガイウスを信じるリウィア

  • 可能な限り対話を重んじるミンフィリアと、部下相手でも暴力に訴えるリウィア

と、このように色々対比されていたな~と思う。
ミンフィリアは父親が亡くなってから里親に引き取られ育てられているが、愛情深い母とは強い絆で結ばれている。
対してリウィアはそういう環境ではなかっただろうことが、端々から伝わってくる。恐らく幼少期から相当厳しい環境で育ったのだろうが、その反動が「自らを拾っ」てくれたガイウスへの執着という形で表れているのだろう。

そんなリウィアはストーリー中でもガイウスに大層ご執心だ。
彼に「私室に来い」と呼びだされるなど、ただならぬ関係であることは明白。まあ、別に肉体関係があっても何にも不思議ではない。ガイウスは自らの野心のためならば、ありとあらゆる道具を使うようだし、彼女自身もこんな風に発言している。

ガイウス様の夢も、ガイウス様の心も、
ガイウス様の体も、ガイウス様の唇も!
全部、全部ッ! アタシのモノだッ!

リウィアのセリフより

とんでもねー女である。
でも調べてみると、20歳以上年齢が離れているので、ガイウス側がうまくかわしている可能性はあるかもしれないな、と思った。
女子高校生に手を出す成人男性みたいな、そういうキッショいことしてないと良いな(暴言)

ただ、こうやって彼女の発言や行動を眺めていると、彼女は愛情と妄執や執着をはき違えているなと感じる。ガイウスのことを慕っていること自体が、彼に恋い焦がれて…という感じがせず、ただ執着を見せているようにしか思えない。
愛情を持っているならば、あんなにガイウスに対して独占欲に近い感情を抱かないのでは?と思ってしまうのだ。まるで父親と結婚する!と言ってきかない、幼い女の子のようにも見えてくる。

多分ヤンデレ枠なんだろうが、ヤンデレやメンヘラ、ホス狂いにありがちな、評価制度の厳しい家庭で育った子供の匂いが、リウィアからはぷんぷんする。
「ガイウス様」「ガイウス様」と慕うさまがどうにも「私のことどれぐらい好き?」「私が整形失敗しても好き?」「お金持ってなくても好き?」「年取っておばさんになっても好き?」と聞きまくる、メンヘラ系ホス狂いちゃんに見えてしまうから不思議だ。

なんかガイウスが育ての親?みたいなことも言っていたし、これが本当の育て営業か…と感心した。

ネロ:過去の呪縛から逃れられない自己肯定感最強男

個人的にはこの3人の中で一番好き。
「こいつ、結局自分の技術力を認めてくれるんならだれでも良いんだろうな、って空気があるし、今後味方になりそう…。」と思っていたら、案の定レヴナンツトールにそれらしき男が登場して笑ってしまった。
まだ新生メインスト終わって1時間たってなかったぞ。

技術屋っぽいので、自分の技術を集めた魔導アーマーにでも乗り込んで殴ってくるのかと思いきや、普通に自分の体で殴り込んでくるところも良い。
あと戦闘開始前のムービーで、武器をキャッチせーへんのかい!とちょっとツッコミたくなるところもいい。

結構いい年のはずなのに、学生時代からの艱難辛苦を忘れられないところがなんとも味わい深い。
自らの承認欲求が満たされないというのに、称賛を浴びていたシドがその場所からいなくなてしまった=伝説になったのは許せなかったのも良い。自分が手に入れられなかったものを何もかももっていなくなった男なんて、確かに許せないよなあと思ってしまう。
ガレマール帝国の人々にとっても、またネロにとっても、シドという男は伝説になってしまったのだろう。

ただ、それと同時にシドがいかにネロから(そしてガイウスからも)その能力を買われていたかということも分かる。
ネロはシドの名声に嫉妬したり、彼より自分の方が能力的に優れていると言いつつも、その能力がけして未熟なものであるとか、劣っているものであるとかいうことはない。能力的には彼のことを認めている。

そういう、どうにも根っからの悪人ではなさそうなところがチラホラ見えるのが好きになった理由だと思う。マッドサイエンティスト気質が見えつつも、なんとも憎めない。自信過剰でありながら、それに見合う技術を持ちあわせ、立派にガイウスから預かったアルテマウエポンの整備もこなしている。

運命が違えば、彼がネロの代わりにエオルゼアに居たかもしれないし、ガーロンド・アイアンワークスではなくスカエウァ・アイアンワークスだった可能性も普通にあったよなと思う。
よしよししてあげたいタイプだし、多分身近にいて仲良くなってくるとウザいと同時に母性本能もくすぐられるタイプな気がする。
うまくよいしょできれば、いい彼氏or旦那になりそう。

ガイウス:自分が弱者であることを忘れた自称強者

知っているかいガイウス、人はみな、獣なんだぜ…。

違った、人はみな、弱者なんだぜ…。
こんな簡単なことを忘れてしまったのが、このガイウスという男だったなあと思う。

彼自身も「アシエン・ラハブレアから与えられた古代アラグ文明の力」を切り札と考えていた。要するに、弱者であった彼は強者の力に頼ることでしか強者になれなかったんじゃなかろうか、と思ってしまう。
もちろん彼自身の力も様々にあっただろうが、最後に頼った力は外部の力だった。

ただガイウスが完全に悪か?と言われると、そうでもないよなと思う。
実際にアルテマウェポンを起動したあとの「こんなはずじゃなかった」というガイウスの反応は「これを使ったらまずい」、もっといえば「エオルゼアの民を虐殺することは不利益である」と理解しているが故の反応だったと思うし。

マーチ・オブ・アルコンズの前、各都市に届けられた手紙の内容をざっとさらってみても(ハイパー上から目線であることは除き)、エオルゼア諸国の不利益にはならないはずだという考えが見えてくる。
ただ、それこそが間違いであることが彼には理解できなかったんだろう。
彼には他の文化圏を理解するという柔軟性には欠けていたし、自分が強者だというおごりもあったと思う。
たしかにエオルゼア諸国が信仰する神は偽りの神かもしれない。だが、偽りの神であろうとも、信仰する人がいて、その人たちから敬愛される限り神であることには変わらないのだ。
そして、神への信仰とはまさに文化そのものだ。その文化の根幹を揺るがそうというのだから、反発されて当然だと思う。

なんとなくガレマール帝国は、神を持たない国なんだろうなと思う。
またガレアン族が統治しているっぽい?ので、帝国内上層部に入り込めるのは、そもそもガレアン族だけなのかも。
ゆえに他の文化や民族に対する理解があまり進まず、結果的にガイウスも柔軟性を欠くことになったんじゃないかな、と思う。

彼はもっと掘り下げ甲斐のあるキャラクターだと思うので、今後もっと出てきてほしい。ネロさンも出てきたので、まあ爆発に巻き込まれても復活するやろ。

新生で気になった人:今後がやばそう枠

エッダ

こいつ絶対やばいだろ。
びっくりしすぎてスクショを撮り損ねたのだけれど、序盤で多くのプレイヤーを恐怖のズンドコに叩き落してくれる子だと思う。

さて今後、エッダがどうなるか?個人的に考えられるのはこの二つ。
1:恋人の弔いをするべく故郷に戻り、そこで一生を過ごす。
個人的にはこれが理想。

2:恋人を生き返らせようとする
個人的にはこっちの方があり得る方向性だと思う。
そして、その時に捧げるいけにえ…それはヒカセンに違いないと思うのだ。

というのもいくつか理由がある。
タムタラの墓所攻略後、カーラインカフェのミューヌとの会話や、ウルダハでのイベントを経て「恋人のアヴィールが、ヒカセンの活躍に焦りを感じていた」ということが彼女の口から語られる。

そんな恋人が焦りを覚えるほどの冒険者…ヒカセンをいけにえに捧げれば、さぞエッダが理想とするアヴィールに近い存在を復活させられるだろう。
アヴィールがそれにふさわしい男であるかどうかはどうでもいい。

…というのが個人的な意見だ。
エッダはあんなにぞんざいな扱いをされていたのに、随分アヴィールに熱を上げていたようだし、首をわざわざ持って帰ってきて、それをどうにもしないというのは何だかピンとこない。

それに恐らくエッダには、ヒカセンとアヴィールの違いなど全く分からないのではないか、と思ってしまうのだ。
駆け出しヒカセンの私が、強ヒカセンの装備を色々見ても、たとえ蒼天の装備と暁月装備が並んでいても、どっちが強いかわからないように。
強さやすごさは、そのコンテンツをよく理解した人でなければ分からないものだ。だから駆け出し冒険者でしかないエッダには、そもそもアヴィールがなぜヒカセンをみて焦りを覚えているのかも分かっていないのではないか、と思ってしまう。

そういう、エッダのこれで終わらないだろうな感があるのが何だか怖い。
もう1段階、いや2段階。場合によっては3段階。ヒカセンを恐怖に叩き落してくれそうな気がする。

たとえば生き返ったはいいものの腐敗が止まらないアヴィールに、ヒカセンの体を与えようと襲い掛かってくるとか。
アヴィールは生首になっているわけだし、その生首を付ける肉体を求めヒカセンに襲い掛かってくるとか。

ということで、ここまで色々書いてきた。
ぶっちゃけミンフィリアの今後もかなり気になるというか、雲行きが怪しい。
蒼天まで無事に心が生きた状態で到達できたらいいな、と思っている。

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