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秋春制移行期のハーフシーズンはどうなる【2026J2・J3】~妄想トーナメント~


前回こちらの記事で、来年のJ1特別大会について考察した。


今回は、前回同様2025シーズンのクラブ編成で、J2・J3特別大会を行ったらどうなるのかを考えてみた。
J1大会と同じようなスイス式が良さそうと私は考えているが、まずは発表されている内容で考察していく。


■J2・J3リーグ特別大会

大会方式

大会方式J2 20チーム、J3 20チームが参加

①地域リーグラウンド(全360試合)
地域ごとに4グループ(各10チーム)に分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム&アウェイ方式)のリーグ戦を行う。
※グループ分けは、2025シーズン終了後の昇降格を経て決定
※降雪地域(2-3月頃にホーム開催ができない)クラブのバランスや、同都道府県クラブができる限り同グループになるように等、調整の上で決定

②プレーオフラウンド(全40試合)
各グループの同順位同士の4チームで1試合制のノックアウト方式を行う。2回戦は勝利チーム同士、敗戦チーム同士で試合を行い、各トーナメント内での順位を決めて、最終順位を決定する。

試合方式

①地域リーグラウンド
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合はPK戦によって決定する。
勝点:90分での勝利3点、PK戦による勝利2点、PK戦による敗戦1点、90分での敗戦0点
※延長戦は行わない

②プレーオフラウンド
90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は30分間(前後半各15分)の延長戦を行い、それでも勝敗が決しない場合は、PK戦を行う。

2026年前半 シーズン移行期の
特別大会について
Jリーグ公式サイト

J1特別大会と概ね同様のフォーマットで行われるが、異なるのはJ2とJ3のクラブが同じグループに入る点である。J1を別の大会に分けたのは、ACLエリート枠が関係していると思われる。 

グループ分けは調整の上決定となっているが、どのように分けても不満が出てきそうだ。
降雪地域と同都道府県をとりあえず振り分けたら、同地域をなるべく同グループに入れたいが、中々難しい。地域をふたつに分けると、J1で検討した場合と同様に、近隣地域の対戦は少なくなる。

降雪地域のクラブの2、3月期は、アウェイ連戦ということになるのだろうか。札幌、秋田、山形、富山、金沢などが対象となりそうだ。2025年のスケジュールでは、第3節3月1日に富山。第4節8、9日には札幌、山形、金沢。第5節15日に秋田のホーム初戦が組まれている。最長で5節アウェイ連戦の可能性があるとみる。降雪地域ばかりを同じグループに入れてしまうと、試合を開催出来ない状況に陥る。上記5クラブに、八戸、長野、松本を降雪地域対象に加えた上で、同一グループに入れる降雪地域クラブ数を3までという制限を設ける。

以上の条件を踏まえて、グループ分けを行ってみた。ダービーマッチ盛り盛りにすることを最優先する。これを【J案】とする。

比較のため、ダービーポイント(Dpt)を設定して計算する。同都道府県及びそれに準ずる対戦が3点、同一地域の対戦が2点、近隣地区の対戦を1点とする。どこまでを近隣とするかや、Dptを何点にするかはあくまで主観による独断だが、比較が目的なので問題は無いとする。


No.は、先シーズン順位。J2クラブはNo.1~20、J3はNo.21~40。
Dptは、ダービーポイントの合計。例えばグループA のモンテディオ山形は仙台(3)+いわき(2)+秋田(2)+水戸(1)+福島(2)+栃木S(1)+八戸(2)+栃木C(1)=14点。
太字は、降雪地域クラブ。

$$
\def\arraystretch{1.1}\small
\text{【J案】グループA}\\
\begin{array} {|c|c|c|} \hline
\text{クラブ名}&No.&Dpt \\ \hline
\bf{モンテディオ山形}&5&14 \\\text{ベガルタ仙台}&6&15 \\\text{いわきFC}&9&16 \\\bf{ブラウブリッツ秋田}&10&10 \\\text{水戸ホーリーホック}&14&11 \\\text{RB大宮アルディージャ}&17&9 \\\hdashline\text{栃木SC}&24&11 \\\text{福島ユナイテッドFC}&27&15 \\\bf{ヴァンラーレ八戸}&33&10 \\\text{栃木シティ}&36&11 \\\hline
\text{合計}&181&122 \\
\hline\end{array}
$$

東北と北関東のクラブの編成となったグループA。近隣が多く、Dptが高くなった。半面J2が6クラブの死の組となっている。実力バランスが取れていれば、No.の合計が205に近い値になるが、小さいと死の組となる。バランスを取るために、J2とJ3が5:5になるようにグループを分けるとDptが低くなってしまう。

$$
\def\arraystretch{1.1}\small
\text{【J案】グループB}\\
\begin{array} {|c|c|c|} \hline
\text{クラブ名}&No.&Dpt \\ \hline
\text{ジュビロ磐田}&1&13 \\\bf{北海道コンサドーレ札幌}&2&0 \\\text{ジェフユナイテッド千葉}&7&8 \\\text{ヴァンフォーレ甲府}&11&14 \\\text{藤枝MYFC}&15&14 \\\hdashline\text{ザスパ群馬}&22&7 \\\bf{松本山雅FC}&23&13 \\\text{SC相模原}&28&10 \\\text{アスルクラロ沼津}&30&13 \\\bf{AC長野パルセイロ}&40&11 \\\hline
\text{合計}&179&103 \\
\hline\end{array}
$$

南関東、東海、中部地方を集めたグループB。降雪地帯クラブ数調整の為、コンサドーレ札幌はこちらのグループに加えた。Dptが0点となっているが、東北地区と同グループでもほとんど変わらない。
J2:J3は5:5だが、上位クラブが多いため、死の組となっている。


$$
\def\arraystretch{1.1}\small
\text{【J案】グループC}\\
\begin{array} {|c|c|c|} \hline
\text{クラブ名}&No.&Dpt \\ \hline
\text{徳島ヴォルティス}&8&9 \\\text{愛媛FC}&18&10 \\\bf{カターレ富山}&19&4 \\\text{FC今治}&20&10 \\\hdashline\text{FC大阪}&26&7 \\\text{FC岐阜}&29&4 \\\bf{ツエーゲン金沢}&31&4 \\\text{奈良クラブ}&37&3 \\\text{カマタマーレ讃岐}&38&10 \\\text{高知ユナイテッドSC}&39&8 \\\hline
\text{合計}&265&72 \\
\hline\end{array}
$$

北陸、近畿、四国のクラブ編成となったグループC。J2:J3は4:6で、最も実力の低いグループとなった。北陸から四国と広範囲になったため、Dptが軒並み低くなっている。


$$
\def\arraystretch{1.1}\small
\text{【J案】グループD}\\
\begin{array} {|c|c|c|} \hline
\text{クラブ名}&No.&Dpt \\ \hline
\text{サガン鳥栖}&3&14 \\\text{V・ファーレン長崎}&4&14 \\\text{レノファ山口FC}&12&9 \\\text{ロアッソ熊本}&13&14 \\\text{大分トリニータ}&16&14 \\\hdashline\text{鹿児島ユナイテッドFC}&21&14 \\\text{ギラヴァンツ北九州}&25&16 \\\text{ガイナーレ鳥取}&32&2 \\\text{FC琉球}&34&8 \\\text{テゲバジャーロ宮崎}&35&13 \\\hline
\text{合計}&195&118 \\
\hline\end{array}
$$

九州地区が中心となったグループD。実力バランスは取れている。
近隣が多い九州地区は良いが、ガイナーレ鳥取がひとつ離れているため、Dptが低くなっている。


4つのグループに分けてみて思うのは、いずれかのクラブが不遇を受けるということ。鳥取が顕著だが、富山、金沢、岐阜も近隣との対戦が少ない。
実力バランスを取るのも難しい。取ろうとすると、近隣との対戦が出来なくなるクラブが増える。

特に福井、滋賀、三重、和歌山のJクラブ不毛地帯の影響が大きい。この不毛地帯を境に、東は23クラブ、西は17クラブ。グループ分けの際には、東の3クラブを西に入れなくてはならない。この3クラブは必ず不遇を受ける。

Jクラブの配置をネタにした動画があったので、紹介しておく。
クラブ不毛地帯についても触れられている。

2025シーズンの結果、昇降格によって最大5クラブが入れ替わったとしても、状況はたいして変わらないと思われる。



そこで、ようやく本題に入る。

グループ分けしないで、スイス式にすれば良いんじゃない。

全くJ1大会と同じ流れだが😅 同様に考えていく。

グループ分けを行わずに、40クラブをひとつのグループとして対戦を組む。対戦相手は、あくまでも独断と偏見で恣意的に決定。以下の条件に従う。実力バランスを取るため、ポット分けを行います。

  • 4クラブずつ10のポットに分ける

  • ポット分けは、先シーズンのリーグ順位を参考にする

  • 同一ポットに、同地域のクラブが入らないように調整する

  • ①同都道府県 ②近隣都道府県 ③同地域 ④隣接地域 の順で優先的に対戦を組む

  • 降雪地域クラブとの対戦は、3クラブまで

これを【Z案】とします。
下表がスイス式Z案全クラブ対戦表。
太字は降雪地域クラブ、右下の小さい数字はDpt。

$$
\def\arraystretch{1.2}\footnotesize\text{【Z案】スイス式対戦表}\\\begin{array}{|c|c|c|cccccccccc|} \hline\text{No.} & {pot} & {クラブ} & {A} & {B} & {C} & {D} & {E} & {F} & {G} & {H} & {I} & {J} \\ \hline\text{1}&A&磐田&-&徳島&藤枝_3&甲府_2&\bf{富山}_1&\bf{松本}_2&岐阜_2&沼津_3&讃岐&\bf{長野}_2\\\text{2}&A&札幌&-&千葉&山口&水戸&大宮&栃木S&F大阪&相模原&\bf{八戸}_2&高知\\\text{3}&A&鳥栖&-&長崎_2&熊本_2&愛媛&大分_2&鹿児島_2&北九州_2&琉球_1&宮崎_2&奈良\\\text{5}&A&山形&-&仙台_3&いわき_2&\bf{秋田}_2&今治&福島_2&群馬_1&鳥取&\bf{金沢}&栃木C_1\\\hdashline\text{4}&B&長崎&鳥栖_2&-&熊本_2&甲府&大分_2&鹿児島_2&北九州_2&琉球_1&宮崎_2&\bf{長野}\\\text{6}&B&仙台&\bf{山形}_3&-&いわき_2&\bf{秋田}_2&大宮&福島_2&岐阜&沼津&\bf{八戸}_2&奈良\\\text{7}&B&千葉&\bf{札幌}&-&藤枝_1&水戸_2&\bf{富山}&栃木S_2&群馬_2&相模原_2&\bf{金沢}&栃木C_2\\\text{8}&B&徳島&磐田&-&山口_1&愛媛_2&今治_2&\bf{松本}&F大阪_1&鳥取_1&讃岐_2&高知_2\\\hdashline\text{9}&C&いわき&\bf{山形}_2&仙台_2&-&水戸_2&大宮_1&福島_3&群馬_1&相模原&\bf{八戸}_2&栃木C_1\\\text{11}&C&山口&\bf{札幌}&徳島_1&-&愛媛_2&今治_2&栃木S&北九州_2&鳥取_2&讃岐_1&高知_1\\\text{12}&C&熊本&鳥栖_2&長崎_2&-&\bf{秋田}&大分_2&鹿児島_2&F大阪&琉球_1&宮崎_2&\bf{長野}\\\text{13}&C&藤枝&磐田_3&千葉&-&甲府_2&\bf{富山}_1&\bf{松本}_2&岐阜_2&沼津_3&\bf{金沢}_1&奈良\\\hdashline\text{10}&D&秋田&\bf{山形}_2&仙台_2&熊本&-&大分&福島_2&北九州&琉球&\bf{八戸}_2&奈良\\\text{14}&D&甲府&磐田_2&長崎&藤枝_2&-&\bf{富山}_2&\bf{松本}_2&岐阜_2&沼津_2&宮崎&\bf{長野}_2\\\text{15}&D&水戸&\bf{札幌}&千葉_2&いわき_2&-&大宮_2&栃木S_2&群馬_2&相模原_2&\bf{金沢}&栃木C_2\\\text{17}&D&愛媛&鳥栖&徳島_2&山口_2&-&今治_3&鹿児島&F大阪_1&鳥取_1&讃岐_2&高知_2\\\hdashline\text{16}&E&大分&鳥栖_2&長崎_2&熊本_2&\bf{秋田}&-&鹿児島_2&北九州_2&琉球_1&宮崎_2&奈良\\\text{18}&E&大宮&\bf{札幌}&仙台&いわき&水戸_2&-&栃木S_2&群馬_2&相模原_2&\bf{八戸}&栃木C_2\\\text{19}&E&今治&\bf{山形}&徳島_2&山口_2&愛媛_3&-&福島&F大阪_1&鳥取_1&讃岐_2&高知_2\\\text{20}&E&富山&磐田_1&千葉&藤枝_1&甲府_2&-&\bf{松本}_2&岐阜_1&沼津_1&\bf{金沢}_3&\bf{長野}_2\\\hdashline\text{21}&F&栃木S&\bf{札幌}&千葉_2&山口&水戸_2&大宮_2&-&群馬_2&相模原_2&讃岐&栃木C_3\\\text{22}&F&鹿児島&鳥栖_2&長崎_2&熊本_2&愛媛&大分_2&-&北九州_2&琉球_2&宮崎_2&奈良\\\text{24}&F&松本&磐田_2&徳島&藤枝_2&甲府_2&\bf{富山}_2&-&F大阪&沼津_2&\bf{金沢}_2&\bf{長野}_3\\\text{25}&F&福島&\bf{山形}_2&仙台_2&いわき_3&\bf{秋田}_2&今治&-&岐阜&鳥取&\bf{八戸}_2&高知\\\hdashline\text{23}&G&群馬&\bf{山形}_1&千葉_2&いわき_1&水戸_2&大宮_2&栃木S_2&-&相模原_2&\bf{八戸}&栃木C_2\\\text{26}&G&F大阪&\bf{札幌}&徳島_1&熊本&愛媛_1&今治_1&\bf{松本}&-&鳥取_1&讃岐_1&奈良_2\\\text{27}&G&北九州&鳥栖_2&長崎_2&山口_2&\bf{秋田}&大分_2&鹿児島_2&-&琉球_1&宮崎_2&高知\\\text{28}&G&岐阜&磐田_2&仙台&藤枝_2&甲府_2&\bf{富山}_1&福島&-&沼津_2&\bf{金沢}_2&\bf{長野}_2\\\hdashline\text{29}&H&相模原&\bf{札幌}&千葉_2&いわき&水戸_2&大宮_2&栃木S_2&群馬_2&-&\bf{八戸}&栃木C_2\\\text{30}&H&沼津&磐田_3&仙台&藤枝_3&甲府_2&\bf{富山}_1&\bf{松本}_2&岐阜_2&-&\bf{金沢}_1&奈良\\\text{33}&H&鳥取&\bf{山形}&徳島_1&山口_2&愛媛_1&今治_1&福島&F大阪_1&-&讃岐_1&高知_1\\\text{34}&H&琉球&鳥栖_1&長崎_1&熊本_1&\bf{秋田}&大分_1&鹿児島_2&北九州_1&-&宮崎_1&\bf{長野}\\\hdashline\text{31}&I&八戸&\bf{札幌}_2&仙台_2&いわき_2&\bf{秋田}_2&大宮&福島_2&群馬&相模原&-&栃木C\\\text{32}&I&金沢&\bf{山形}&千葉&藤枝_1&水戸&\bf{富山}_3&\bf{松本}_2&岐阜_2&沼津_1&-&奈良\\\text{35}&I&宮崎&鳥栖_2&長崎_2&熊本_2&甲府&大分_2&鹿児島_2&北九州_2&琉球_1&-&\bf{長野}\\\text{36}&I&讃岐&磐田&徳島_2&山口&愛媛_2&今治_2&栃木S&F大阪_1&鳥取_1&-&高知_2\\\hdashline\text{37}&J&奈良&鳥栖&仙台&藤枝&\bf{秋田}&大分&鹿児島&F大阪_2&沼津&\bf{金沢}&-\\\text{38}&J&長野&磐田_2&長崎&熊本&甲府_2&\bf{富山}_2&\bf{松本}_3&岐阜_2&琉球&宮崎&-\\\text{39}&J&栃木C&\bf{山形}_1&千葉_2&いわき_1&水戸_2&大宮_2&栃木S_3&群馬_2&相模原_2&\bf{八戸}&-\\\text{40}&J&高知&\bf{札幌}&徳島_2&山口_1&愛媛_2&今治_2&福島&北九州&鳥取_1&讃岐_2&-\\\hline \end{array}
$$

各クラブが9クラブと対戦することで、ホーム&アウェイの18節。それぞれの対戦相手の実力はほぼ平等だが、上位クラブがわずかに有利になる。しかし許容範囲内とみて良い。

このZ案では、同一ポットに入ると両者の対戦がないだけでなく、対戦相手が被らないという仕組みになっている。

上の対戦表ではわかりづらいと思う。クラブ別の対戦表を全て出すので、贔屓クラブをチェックして見て欲しい。数字は、Dpt。

$$
\def\arraystretch{1.2}\footnotesize\text{ポットA}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|} \hline\text{磐田}&15&札幌&2&鳥栖&13&山形&11\\ \hline\text{徳島}&0&千葉&0&長崎&2&仙台&3\\\text{藤枝}&3&山口&0&熊本&2&いわき&2\\\text{甲府}&2&水戸&0&愛媛&0&秋田&2\\\text{富山}&1&大宮&0&大分&2&今治&0\\\text{松本}&2&栃木S&0&鹿児島&2&福島&2\\\text{岐阜}&2&F大阪&0&北九州&2&群馬&1\\\text{沼津}&3&相模原&0&琉球&1&鳥取&0\\\text{讃岐}&0&八戸&2&宮崎&2&金沢&0\\\text{長野}&2&高知&0&奈良&0&栃木C&1\\\hline \end{array}
$$

コンサドーレ札幌の対戦を組むのが難しい。必ずしも東北地区のクラブとの対戦が良いとも限らない。移動の負担を軽くすることを考えると、首都圏のクラブと対戦を組みたいところだが、相手は軒並みJ1に在籍している。自らJ1に返り咲くのが良いのかも。

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットB}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|} \hline\text{長崎}&13&仙台&11&千葉&11&徳島&11\\ \hline\text{鳥栖}&2&山形&3&札幌&0&磐田&0\\\text{熊本}&2&いわき&2&藤枝&1&山口&1\\\text{甲府}&0&秋田&2&水戸&2&愛媛&2\\\text{大分}&2&大宮&0&富山&0&今治&2\\\text{鹿児島}&2&福島&2&栃木S&2&松本&0\\\text{北九州}&2&岐阜&0&群馬&2&F大阪&1\\\text{琉球}&1&沼津&0&相模原&2&鳥取&1\\\text{宮崎}&2&八戸&2&金沢&0&讃岐&2\\\text{長野}&0&奈良&0&栃木C&2&高知&2\\\hline \end{array}
$$

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize
\text{ポットC}\\\begin{array} {|cc|cc|cc|cc|} \hline\text{いわき}&14&山口&11&熊本&11&藤枝&14\\ \hline\text{山形}&2&札幌&0&鳥栖&2&磐田&3\\\text{仙台}&2&徳島&1&長崎&2&千葉&0\\\text{水戸}&2&愛媛&2&秋田&0&甲府&2\\\text{大宮}&1&今治&2&大分&2&富山&1\\\text{福島}&3&栃木S&0&鹿児島&2&松本&2\\\text{群馬}&1&北九州&2&F大阪&0&岐阜&2\\\text{相模原}&0&鳥取&2&琉球&1&沼津&3\\\text{八戸}&2&讃岐&1&宮崎&2&金沢&1\\\text{栃木C}&1&高知&1&長野&0&奈良&0\\\hline \end{array}
$$

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットD}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{秋田}&8&甲府&14&水戸&14&愛媛&13\\ \hline\text{山形}&2&磐田&2&札幌&0&鳥栖&0\\\text{仙台}&2&長崎&0&千葉&2&徳島&2\\\text{熊本}&0&藤枝&2&いわき&2&山口&2\\\text{大分}&0&富山&2&大宮&2&今治&3\\\text{福島}&2&松本&2&栃木S&2&鹿児島&0\\\text{北九州}&0&岐阜&2&群馬&2&F大阪&1\\\text{琉球}&0&沼津&2&相模原&2&鳥取&1\\\text{八戸}&2&宮崎&0&金沢&0&讃岐&2\\\text{奈良}&0&長野&2&栃木C&2&高知&2\\\hline \end{array}
$$

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットE}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{大分}&13&大宮&10&今治&13&富山&13\\ \hline\text{鳥栖}&2&札幌&0&山形&0&磐田&1\\\text{長崎}&2&仙台&0&徳島&2&千葉&0\\\text{熊本}&2&いわき&0&山口&2&藤枝&1\\\text{秋田}&0&水戸&2&愛媛&3&甲府&2\\\text{鹿児島}&2&栃木S&2&福島&0&松本&2\\\text{北九州}&2&群馬&2&F大阪&1&岐阜&1\\\text{琉球}&1&相模原&2&鳥取&1&沼津&1\\\text{宮崎}&2&八戸&0&讃岐&2&金沢&3\\\text{奈良}&0&栃木C&2&高知&2&長野&2\\\hline \end{array}
$$

カターレ富山が、長野など近隣地区と対戦を組むことが出来ており、スイス式のメリットを得ている。

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットF}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{栃木S}&13&鹿児島&14&松本&15&福島&11\\ \hline\text{札幌}&0&鳥栖&2&磐田&2&山形&2\\\text{千葉}&2&長崎&2&徳島&0&仙台&2\\\text{山口}&0&熊本&2&藤枝&2&いわき&3\\\text{水戸}&2&愛媛&0&甲府&2&秋田&2\\\text{大宮}&2&大分&2&富山&2&今治&0\\\text{群馬}&2&北九州&2&F大阪&0&岐阜&0\\\text{相模原}&2&琉球&2&沼津&2&鳥取&0\\\text{讃岐}&0&宮崎&2&金沢&2&八戸&2\\\text{栃木C}&3&奈良&0&長野&3&高知&0\\\hline \end{array}
$$

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットG}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{群馬}&14&F大阪&7&北九州&13&岐阜&13\\ \hline\text{山形}&1&札幌&0&鳥栖&2&磐田&2\\\text{千葉}&2&徳島&1&長崎&2&仙台&0\\\text{いわき}&1&熊本&0&山口&2&藤枝&2\\\text{水戸}&2&愛媛&1&秋田&0&甲府&2\\\text{大宮}&2&今治&1&大分&2&富山&1\\\text{栃木S}&2&松本&0&鹿児島&2&福島&0\\\text{相模原}&2&鳥取&1&琉球&1&沼津&2\\\text{八戸}&0&讃岐&1&宮崎&2&金沢&2\\\text{栃木C}&2&奈良&2&高知&0&長野&2\\\hline \end{array}
$$

J案では、近隣との対戦が組めなかったFC岐阜。Z案では、多数の対戦を組むことが出来る。

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットH}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{相模原}&12&沼津&14&鳥取&8&琉球&8\\ \hline\text{札幌}&0&磐田&3&山形&0&鳥栖&1\\\text{千葉}&2&仙台&0&徳島&1&長崎&1\\\text{いわき}&0&藤枝&3&山口&2&熊本&1\\\text{水戸}&2&甲府&2&愛媛&1&秋田&0\\\text{大宮}&2&富山&1&今治&1&大分&1\\\text{栃木S}&2&松本&2&福島&0&鹿児島&2\\\text{群馬}&2&岐阜&2&F大阪&1&北九州&1\\\text{八戸}&0&金沢&1&讃岐&1&宮崎&1\\\text{栃木C}&2&奈良&0&高知&1&長野&0\\\hline \end{array}
$$

ガイナーレ鳥取が、クラブ数が多い四国地区と対戦を組むことが出来ており、スイス式のメリットを得ている。

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットⅠ}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{八戸}&10&金沢&9&宮崎&13&讃岐&10\\ \hline\text{札幌}&2&山形&0&鳥栖&2&磐田&0\\\text{仙台}&2&千葉&0&長崎&2&徳島&2\\\text{いわき}&2&藤枝&1&熊本&2&山口&0\\\text{秋田}&2&水戸&0&甲府&0&愛媛&2\\\text{大宮}&0&富山&3&大分&2&今治&2\\\text{福島}&2&松本&2&鹿児島&2&栃木S&0\\\text{群馬}&0&岐阜&2&北九州&2&F大阪&1\\\text{相模原}&0&沼津&1&琉球&1&鳥取&1\\\text{栃木C}&0&奈良&0&長野&0&高知&2\\\hline \end{array}
$$

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize\text{ポットJ}\\\begin{array}{|cc|cc|cc|cc|}\hline\text{奈良}&2&長野&11&栃木C&15&高知&10\\ \hline\text{鳥栖}&0&磐田&2&山形&1&札幌&0\\\text{仙台}&0&長崎&0&千葉&2&徳島&2\\\text{藤枝}&0&熊本&0&いわき&1&山口&1\\\text{秋田}&0&甲府&2&水戸&2&愛媛&2\\\text{大分}&0&富山&2&大宮&2&今治&2\\\text{鹿児島}&0&松本&3&栃木S&3&福島&0\\\text{F大阪}&2&岐阜&2&群馬&2&北九州&0\\\text{沼津}&0&琉球&0&相模原&2&鳥取&1\\\text{金沢}&0&宮崎&0&八戸&0&讃岐&2\\\hline \end{array}
$$

奈良クラブは、不毛地帯の影響が大きく、Z案でもDptが増えない。

Z案では、グループ分けによる境界線がなくなるため、近隣のクラブの対戦を多く組みやすくなる。昇降格による5クラブ入れ替えがあっても、近隣対戦メンバーはそれほど変わらないだろう。
実力バランスを取るためポット分けを行っており、恣意的に対戦を決定しても、問題無いと考える。一度きりのお祭りシーズンなんだから、好き勝手でも、お目こぼし願おう。


実際に対戦組合せを考えてみて、J案はどうグループを振り分けるか悩んだ。対してZ案は、対戦数が多くて決めるのが大変だが楽しい。という感想となった。


ここで、両案のDptを比較してみよう。

$$
\def\arraystretch{1.1}\footnotesize
\text{Dpt比較}\\\begin{array}{|c|r|r|r|}\hline
\text{クラブ名} & {J案} & {Z案} & {差} \\ \hline\text{ジュビロ磐田} & {13} & {15} & {2} \\\text{北海道コンサドーレ札幌} & {0} & {2} & {2} \\\text{サガン鳥栖} & {14} & {13} & {-1} \\\text{V・ファーレン長崎} & {14} & {13} & {-1} \\\text{モンテディオ山形} & {14} & {11} & {-3} \\\text{ベガルタ仙台} & {15} & {11} & {-4} \\\text{ジェフユナイテッド千葉} & {8} & {11} & {3} \\\text{徳島ヴォルティス} & {9} & {11} & {2} \\\text{いわきFC} & {16} & {14} & {-2} \\\text{ブラウブリッツ秋田} & {10} & {8} & {-2} \\\text{ヴァンフォーレ甲府} & {14} & {14} & {0} \\\text{レノファ山口FC} & {9} & {11} & {2} \\\text{ロアッソ熊本} & {14} & {11} & {-3} \\\text{水戸ホーリーホック} & {11} & {14} & {3} \\\text{藤枝MYFC} & {14} & {14} & {0} \\\text{大分トリニータ} & {14} & {13} & {-1} \\\text{RB大宮アルディージャ} & {9} & {10} & {1} \\\text{愛媛FC} & {10} & {13} & {3} \\\text{カターレ富山} & {4} & {13} & {9} \\\text{FC今治} & {10} & {13} & {3} \\\text{鹿児島ユナイテッドFC} & {14} & {14} & {0} \\\text{ザスパ群馬} & {7} & {14} & {7} \\\text{松本山雅FC} & {13} & {15} & {2} \\\text{栃木SC} & {11} & {13} & {2} \\\text{ギラヴァンツ北九州} & {16} & {13} & {-3} \\\text{FC大阪} & {7} & {7} & {0} \\\text{福島ユナイテッドFC} & {15} & {11} & {-4} \\\text{SC相模原} & {10} & {12} & {2} \\\text{FC岐阜} & {4} & {13} & {9} \\\text{アスルクラロ沼津} & {13} & {14} & {1} \\\text{ツエーゲン金沢} & {4} & {9} & {5} \\\text{ガイナーレ鳥取} & {2} & {8} & {6} \\\text{ヴァンラーレ八戸} & {10} & {10} & {0} \\\text{FC琉球} & {8} & {8} & {0} \\\text{テゲバジャーロ宮崎} & {13} & {13} & {0} \\\text{栃木シティ} & {11} & {15} & {4} \\\text{奈良クラブ} & {3} & {2} & {-1} \\\text{カマタマーレ讃岐} & {10} & {10} & {0} \\\text{高知ユナイテッドSC} & {8} & {10} & {2} \\\text{AC長野パルセイロ} & {11} & {11} & {0} \\
\hline \end{array}
$$

J案で地域分けの不遇を受けた、群馬、富山、金沢、岐阜、鳥取などのクラブのDptが増えている。反対にDptが減っているのは、もともと近隣グラブの多い東北や九州地域。むしろバランスが取れたと考えてよい。
例外は奈良だが、これはクラブ不毛地帯の影響が大きいので仕方がない。


プレーオフラウンドについては、1~4位、5~8位のように4位ごとに分けて行う。1試合のみなので、上位側ホームで行うのが良いだろう。
J案と異なるのは、リーグラウンドで既対戦のクラブの対戦になることがある。


地方クラブの多いJ2・J3特別大会こそ、スイス式で行うべきだと考えるが。。。

さて、どうだろうか。


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