【2026W杯】 トーナメント表できた でも不満タラタラ
先月FIFAのサイトにて、マッチスケジュールが更新された。
グループステージ部分が、12色に色分けされ、ラウンド32以降の対戦組み合わせが決定したようだ。
マッチスケジュールをもとに、決勝トーナメント表を作成してみた。
このトーナメント表をみて、思うことを述べます。
大会仕様
ワールドカップ開催の、基本となる仕様をまとめる。
この内容は、上のトーナメント表に反映されている。
4チーム × 12グループによるグループステージを行う
開催国は以下のグループに入る
メキシコ グループA
カナダ グループB
アメリカ グループD
グループステージは、4チームによる総当たり、各チーム3試合を行う
グループステージの1位と2位は決勝トーナメント進出
グループステージの3位の上位8チームが決勝トーナメント進出
決勝トーナメントは、32チームによって行う
同グループ同士の再対戦は、準々決勝以降
同グループの1位と2位の再対戦は、決勝戦もしくは3位決定戦
試合と試合の間隔は、中3日以上(3位決定戦を除いて)設ける
グループステージ72試合
決勝トーナメント32試合
全104試合
トーナメント表から読み取れること
読み取れることと言っているが、概ね批判です。
1. 開催国が1位突破すれば、ラウンド16まで国内試合
メキシコには、もちろん1位突破して、国内で試合して欲しいだろう。
でも、カナダにそれを課すのは、酷じゃない?(✳あくまで個人の感想です)
それと2位突破でも、ラウンド32は国内でいいんじゃない?(✳あくまで個人の感想です)
私なら、M73をメキシコ会場に。
M74、M81をカナダ会場にする。頑張れ、カナダ!。Yes. You CANADA.
2. 3位突破チームの移動日程がキツい
グループステージすべての日程が終わらないと、3位突破チームが確定しない。これが厳格に施行されたとする。
すると、E組1位の対戦相手は、試合の間隔は中3日でも、移動は強行日程だ。実質、中1日のようなもの。
一応、F組までの日程が終了した時点で、ABCDF組の中で1チームは突破確定が見込める。という考えで進めるなら、移動日程の負荷は軽くなる。
ただし、同点同順位になると、突破確定出来ない。移動は翌日の試合終了以降に持ち越しになる。
3. 3位の所に、どのチームが入るか分かりづらい
5つずつ候補が示されているが、どのような方法で決定されるのか?
どのような方法だろうと、分かりづらいのは間違いないだろう。恣意的な運用(強豪同士の対戦を避けるなど)が出来ない方法になるとは思う。
しかし分かりづらいと、恣意的なマッチメイクをされても気付かない。もちろん、そんなマッチメイクはしないだろうとは思いたいが。
4. 入るグループによって、不公平感がある
CFHJ組に入ったチームは、貧乏くじを引いたことになる。なぜなら、1位は2位と、2位は1位と対戦だからだ。
その他の組は、1位は3位と、2位は2位との対戦。
CFHJ組は、明らかに不利。
抽選でどのグループに入るか決まるから、公平ということになっている。
なのだけれど、なんとなく不公平感が漂う。
以前から分かっていた問題点
1.は私の個人的感想なので、不満というほどではない。
しかし、2 ~ 4.は以前から分かっていた問題だ。
今年行われたアジアカップや、EUROなど、24チームによって行われる大会でも、同じ問題が起きる。
でも今までは、大きく問題視されていなかっただけ。
24チームの大会を単純に48チームに拡張すると、問題が大きくなるんじゃないだろうか?
2026W杯は残念な大会になるのか?
決勝トーナメントは一発勝負ですから、試合自体に緊張感、緊迫感があり、盛り上がりを見せるでしょう。
ですが、グループステージは、いまひとつ。
初出場国なら、決勝トーナメント進出に向けて躍起になるかもしれません。
しかし、強豪、常連国はグループステージをそこそこに済ませて、決勝トーナメントに備える。そんな姿が想像できます。
そもそも、48ヵ国中32ヵ国が決勝トーナメントという条件が、緩い。
このまま開催されるなら、すでに残念な大会となります。
私の中では。
なぜなら、
グループステージの自チームの試合が終わった直後に、次の試合会場が決まる
決勝トーナメント1回戦のマッチメイクが、簡単明瞭
グループによる優劣がない
という方法があることを知ってしまったから。
かもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。