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フィリピンセブ島留学 行く前にどんな準備した?
こんにちは。あんころモッチモチです。
2018年7月から12月にかけて、フィリピン(セブ島)で英語習得のための短期留学を経験しました。当時社会人4年目だった私が単身で海外に行き、現地の英語学校で他の学生と切磋琢磨して、英語力の向上を目指した経験をお伝えします。
今回の投稿では、6か月の短期留学前に、留学に行った時の効果を最大化するために行った私の準備について書いてみようと思います。
これから英語学習をされる方にこの情報が少しでも役立てば幸いです。
そもそもどうしてフィリピン(セブ島)留学?
どうして英語留学しようと思ったかについては前回の投稿をご覧いただければと思いますが、では、数ある英語留学先の中からどうしてセブ島が私の行き先となったかについて簡単に書きます。
先立つもの(お金)がありませんでした・・・。
英語のための留学先というと、まず真っ先に候補地として挙がるのが
・アメリカ
・イギリス
・オーストラリア
・カナダ
この4か国なんじゃないかなと思います。
もちろん私もこれらの国々は候補地でしたが、
それぞれ断念した理由は、やはり『費用』。これに尽きます。
私が留学を思いついたのは社会人3年目の24歳。貯金すこし。
誰からの支援金も一切もらわないという非常に切迫した懐事情でした。
そこでほかにも留学先の候補にできそうな場所はないかと探したところ
見つかったのが、フィリピン(セブ島)留学だったのです。
実際にかかった費用は6か月で渡航費、授業料、遊びに使ったお金すべて合わせても130万円ほどでした。決して安くはありませんが、日本で普通に半年生活していてもそれくらいはかかりますよね(笑)
フィリピンはアメリカ英語で実践向き。
また、フィリピンの公用語はフィリピノ語と英語です。
ちなみにフィリピノ語はタガログ語とも呼ばれ、フィリピンで最も話されている言語ですが、実は日本の方言のように島ごとに細分化されています。(セブ島ならセブアノ語など)
肝心な英語はというと、フィリピンはかつてアメリカ合衆国の植民地であったためアメリカ英語が浸透しており、英語で小学校や中学校の授業が行われています。そのため、英語で会話し、英語で物事を考える習慣があるのはもちろんのこと、発音もクリアで聞き取りやすいです。実際に私が行った語学学校の先生もとてもキレイなアメリカ英語の発音でした。
マンツーマンレッスンでビシバシ『話す力』を鍛えられる!
一般的な英会話レッスンというと、先生1対生徒多数のグループレッスンのイメージが強いかと思います。ただし、こうしたレッスンだとスピーキングの機会が分散され、肝心な英語を『話す力』が伸びません。アメリカ、イギリスなど先に挙げた4か国の英会話学校では、このグループレッスン方式を採用するところが多いのです。
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一方でフィリピンの英会話学校はというと、カリキュラムのおよそ8割が先生1対生徒1のマンツーマンレッスンで構成されています。
スピーキング・リーディング・ボキャブラリーなどどんな授業であっても基本マンツーマンで、否が応でも聞いて話すというレスポンスをしていかねばなりません。そうなんです。必然的に力がついてきます。
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自分だけ顔隠していますが悪しからず・・・。
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写真の女性陣は左から韓国、台湾、フィリピン(先生)のご出身です。
留学前に準備したこと(勉強編)
まずは日本にいるうちに基礎固めから
私の場合、語学留学を意識し出したは2017年ごろで実際に出国したのは2018年7月でした。せっかくすべて自費で100万円以上かけて行くからには「絶対に英語をモノにしてやる」という強い思いから、この間の期間、英語の基礎固めに注力しました。具体的に言うと・・・
発音(フォニックス)の練習
中学英語の文法をおさらい
身の回りの英単語をインプット
英語でシットコムを見てみる
などをやってみていました。どれも定番といえば定番ですね。
フォニックスはこちらの本を参考にしました。「日本人は英語の発音が下手」という一般的なレッテルを貼られるのは勘弁願いたかったので、本当に地道ですが母音や子音の発音を一つ一つ丁寧に学習しなおしました。
中学英語のおさらいにはこちらの本を使用。いや簡単すぎるよ!という内容もある反面、意外と知らないこともあったりするので、自分の学習の出発地点を知るためにもこの本くらいは1周するのがおすすめです。
文法が少し思い出せたら次は単語ですね。単語学習でよくお世話になっていたのはこちらのシリーズや、学生時代に使ったこちらの単語帳。単語は耳で聞いて口に出して覚える。とにかく何回もこれの繰り返しです。
シットコムというのはシチュエーション・コメディ(situation comedy)の略で、一話完結で連続放映されるコメディードラマです。アメリカのドラマだと「FRIENDS」や「Full House」などが有名ですね。全部聞き取ろうとしなくて大丈夫。面白いから見るっていうのでも入り口としてはgoodです。
効果を実感するためにTOEICを受験
そして自分の英語力の成長を定期考査するためにほぼ毎月TOEIC(L&R)を受験していました。TOEICの受験には当然受験料がかかります。その分、毎月同じ点数を取っていてはもったいない気がしてきますよね。
だからこそ、自分のお尻に火をつけてくれるんです!
「これくらいは聞き取れるようになったから成長したなぁ」
「この長さ(あるいは難しさ)の文章だと読むのしんどいな」 など、
主観的な物差しで学習を進めていくのには限界があると私は思うのです。
だからこそのTOEIC。数値化されることで自分自身の現在地を知ると同時に効果を実感できます。
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TOEIC試験対策の商材は世の中に溢れていますが、
私がいつも人に勧める鉄板は、言わずと知れたこちらのシリーズ。
愚直にこれを何往復もするのです。声に出して何度も何度も。
そして問題集を解くこと。私はこちらの公式版を買っていました。
何度か解いていると次第にTOEICの『型』が分かってくると思います。
リスニング音声も聞いては自分で繰り返す。反復こそ点数UPへの近道。
2018年フィリピンに飛ぶ前の私のスコアは740点でした。
これだけとれていればそこそこの準備はできていたと言っていいでしょう。
留学前に準備したこと(時間編)
明確なスケジューリングをしましょう
「いつか留学に行きたいなぁ」と思っていても、その「いつか」は自分が決めるものです。誰しもが生きていく中で、様々なライフイベントが待ち受けています。「いつか行けたら」ではなく「就活前のこの時期に行こう!」というようにゴールを決めてしまいましょう。
そのためには逆算と情報収集が欠かせません。
仮に「留学に行って英語を話せるようにし、そのスキルで転職活動を成功させる」ということが目標だとします。ひとつ前の章で書いたような自分自身の現在地を知ることで、具体的に留学先で必要な期間と留学までに必要な準備期間がどれくらいかということがおのずと見えてくるはずです。ひょっとしたら留学しなくても転職活動が上手くいくということもあるかもしれませんね。
今のご時世、情報は色々なところに落ちていますので、それを拾い読みしたり経験者の体験談を聞いたりして自分の頭で考え、貴方自身にとって最適な選択肢をとれるように準備しましょう。
空いている時間を有効活用。多少ならコソ勉(ズル)もあり。
よく言われることですが、スキマ時間は英語学習に当てましょう。
通勤・通学している人なら移動中、仕事や学校から家に帰って寝るまでの間、犬の散歩中などなど・・・。
作ろうと思えばちょこっと英語を勉強する時間くらいすぐ作れます。
私の場合、当時は車で一人で移動する営業の仕事をやっていまして、カーステレオからはいつも英単語を流して声に出し、営業先の駐車場に早めに到着しては問題を解いたり、平気で1時間くらい高速のサービスエリアでコソコソ勉強するなどしていました。
「でも会社にバレたら?」と思う方もいるかもしれません。もちろん限度はありますが、職務中でも少しくらいなら自分のために自習してもいいだろうというのが私の考えです。だって、会社は私のキャリアの成功を完全に約束してくれているわけではないのですから。それに英語なら、扱える人材がいることは、会社にとって少なからずプラスに繋がるはずです。
留学に行ってTOEICのスコアはどうなった?
前の記事にも書きましたが、帰国してきてTOEICを受験したところ、
結果はListening 495, Reading 420, TOTAL 915
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準備をしていたことも有利に働き、フィリピンの語学学校では初めから上位クラスで授業をスタートさせてもらえました。
一番良かったスコアは950でしたが、やはり数字というのは裏切らない。
登録した外資系転職エージェントからは連絡がひっきりなしという状態に。
最終的に転職先に選んだのはヨーロッパ系の会社でしたが、やはり日系企業とは給料のベースが全然違いました・・・。(もちろんいい意味で)
次回以降の記事ではフィリピンで入学した1校目の語学学校について書こうと思います。よければXもフォローしてくださいね。