幼少記⑨

私には４つ上の兄と２つ下の妹がいる。
兄には度々からかわれて、それは小学校に入ったと同時にエスカレートしていった。
幼少期は兄が持っていたおもちゃで遊びたがったり、漫画を読みたがった。
だが貸してくれないことも多く、当時はそれを「意地悪」だと思った。
勝手にいじって怒られたこともあった。

そのため、少年漫画やアニメを読んだりみたりして過ごしていた。
その時のお気に入りは、「地獄先生ぬ〜べ〜」。
２、３冊しかなかったけど、それを読んで言葉を覚えたと言っても過言ではない。
当時はアニメも放送されていて、今でも大好きな作品だ。
覚えた言葉といえば、「乳」「スケベ」「変態」「Dカップ」
お色気要素もある漫画のため仕方がない。
「乳（ちち）って、父（ちち）と違うの？」と漫画を持って母に聞いたこともある。

ちなみに「名探偵コナン」や「星のカービィ　デデデでプププな物語」
もあったのだが、それらは小学校に上がってから愛読していた。
さらに余談だが、当時ドラゴンボールのアニメも見ていたのだが、当時は全く興味がなかった。と言うのも、セーラームーンやキューティーハニーなど少女漫画っぽいキラキラしたアニメが好きだった。
（番外編で当時のアニメ話もしたい）
当時の私にとってドラゴンボールは可愛くなかったのだ。
（鳥山明先生ごめんなさい！）

妹とは、歳も近いこともありよく喧嘩をした。
私も兄の真似をしたがったけど、妹も私の真似をしたがった。
私が「真似すんな！！」と怒ると、妹も「真似すんな！」と返してくるのは
もはや日常。
でも母曰く、私が遊びで描いた絵は、母には見せなくても妹には見せていたらしい。
その行為は後々になって現れ、妹に直接言われたわけではないが、多大な迷惑をかけたなと、猛省している。

当時の兄妹仲は決して悪くはなかったと思う。
それでも年功序列というか、一番年上の兄中心に回っていたと思う。
納得しないけど兄優先・・・みたいな。
でも末っ子である妹は、兄と私に関してそう思っていたかもしれない。
子供の頃は、やっぱりどこかで妹は私より下。という気持ちがあったから。

このまま小学校編スタートかな、と思っていたが。
卒園式の少し前、父の会社の社員旅行に同席したことがあった。
その出来事もここに記していきたいな。

兄のからかいのエスカレートと、妹への迷惑行為はまた別に書きたいと思う。
そしてアニメ話も。

つづく。