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「正反対な君と僕」がめっちゃ面白かった!

大好きな漫画が増えました!
「正反対な君と僕」阿賀沢紅茶さん

まず絵がかわいい!超キュートです
作者の阿賀沢さんはファッションがお好きなんでしょうか。靴とか見てるだけで楽しい。

青春ラブコメではありますが、王道の学園ものと違って、学校中の注目の的!みたいな人は一人も出てきません。大騒動や三角関係とは無縁で、のほほんとした雰囲気がずっと漂っています。

でもただの日常漫画でもありません。登場人物は頭のなかでものすごくしゃべります。友達と過ごしたあとの帰り道や、家で一人になった時に、自分のふるまいについてものすごく考えて反省し、自分なりに答えを出していきます。

「励ましたつもりで、相手を追い詰めてるんじゃないだろうか?」
「予防線を張ってしまうのはどうしてだろう」
「これは勘違いかもしれない」

平くん!!君の気持ち分かるよ!!!

生い立ちや性格に根差した「人として」「生き方」の悩みにフォーカスしているので、単純な男子/女子あるあるにとどまっておらず、どの悩みにもハッとさせられます。

自分で考えるだけでなく、相手とのコミュニケーションにそれを反映させて、実際の人間関係を変えていこうとする努力に胸を打たれます。

コンビニでばったり会って部屋着を見られた時のエピソードにおける、「普段着でもかわいいと思ってくれるのは有難いけど、おしゃれを頑張った時はちゃんと誉めてほしい」というところとか、谷くんの誕生日デートのあとに「鈴木さんと何をするかよりも一緒にいる時間を大切に思ってる」という伝え方だったり…好き!

対人関係の悩みを自分のこととして引き受けること、決めつけずに話しあうこと、その時に慎重に言葉を選ぶこと。

現実ではこうはいかないよ~という人もいるかもですが、これも一つの世界線、コミュニケーションの成功例として読んでみると面白いかもしれないです。

からだのパーツや体型など、読んでいてコンプレックスが刺激されるところは割とさらっと描かれている気がします。
個人的には、筋肉美や骨格美が強調されていないところが読みやすくもありました。(あくまで主観です)

あと最初にも言ったけど、絵がかわいい!
デフォルメされた時の顔とか、私服のコーディネートとか、じーっと見ちゃいますね!

絵で癒されて、言葉から学べる、贅沢な逸品だと思います。ぜひ読んでください!




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