人間性は文章に。
2年半ぶりに高校時代の卒業文集を読んだ。
改めて自らの文章を読み返すと、とても稚拙で、そりゃあ20分で書き終わるわけだと、とても納得のいく(?)内容であった。ただ、文末の言い回しがとても自分らしくて、少し誇らしかった。
そもそもなぜ卒業文集を読もうと思ったのかというと、友達が友人と卒業文集を読んでいて、自分の文をその友人が読んだところ、
「ユーモアあって、面白い人だね。そんな気がする。」
と、言ってくれたらしく、思わず読み返してしまった次第である。
他の友達の文章も見てみたところ、驚くほどその人自身が文章に表れていた。面白い人、リーダー的な人、変な人、まじめな人、かわいい人、かっこいい人など、本当にウィットに富んだ文章だらけで、ちゃんと317名(覚えてるんかい)、自分たちの代にはその数の人がいたんだなと実感した。それと同時に、その数の思い出も垣間見えて、切なくなった。
文章はその書いた人自身である、という言葉は耳にはしていたが、ここまで実感したのは初めてで、軽くショックを受けた。文章ってすげえ。本当に。
だからこそ、高校卒業までロクに本なんて読まなかった自分自身が、文章から手に取るようにわかった。他の友達にも言える、本を読んでるやつとそうでない人。読んでない人は、小学校から習った作文の要領で文章を書いている気がする。(偏見)
今後文章を書く際に、大事にしたいと思えたことは、文章が上手とか、下手とかじゃなくて、自分らしさをちゃんと持つこと、これだけは軸にする。
その人らしさが出るからこそ、その友人は私の文章にそんな言葉をかけてくれたのだろう。嬉しい限りだ、大事にしよう。
いつか、沢山の人に自分の文章を見てもらえる日が来たら、
お前っぽいねと、一言かけてもらえるといいなあ。
にしてももう少し面白い卒業文集は書けなかったのか、自分よ。