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おばちゃん、遠くまで面接に出かける~アラカンの就活その6

会社都合退職となったおばちゃんは、世にいう転職サイトからのお呼びがかからないため、シニア系の転職サイトを使い始めた。と、同時に派遣にも何件かエントリーをしてみた。

派遣にいたっては、もともと登録してあった数社をほりおこして、中身を書き換えて「求職中」とする。もう、いつで就業開始ができるから、いつでもこい!なんだけど、明日からこい!と言われたら、ちょっとひく。

求職サイトを登録した。ここは正社員も派遣もパートも全部のっかってくる。おもしろそうな仕事を見つけるが、派遣の場合、それぞれの派遣会社に登録しなくてはならなくなるのがホントに面倒で、これ、なんとかならないもんか、と思う。

その仕事に応募したいだけで、別にあなたの会社の他の案件に興味はない、という場合でもフル登録が必要になって、採用見送りとなってもアカウントは残り、メルマガが送信されてくる。

シニア系にいたっては、ある程度全部書き込まれているが、履歴書と職務経歴書をアップロードする機能がないから、ざっくりすぎて、かならず郵送やメール添付が求められる。「書類選考」をサイトの内容で判断する会社もあるけれど、だいたい送った後に「書類選考結果のお知らせ」が届く。

ひとつ応募した会社様は、定年無しのパートで、昇給もあるから、おばちゃん的には魅力的な案件。多少低い時給でも、雇用の定めがないことで再就職手当の対象にもなるだろう。難点があるとすれば、前職よりも通勤時間に時間がかかることと、試用期間中の時給が最低賃金なみということ。

履歴書を送信する予定で準備していたら、面接日の設定だけ連絡がきて、履歴書は当日持参であった。

面接にたどりつくのも大変なおばちゃんにとってはラッキーとはいうものの、面接ってやみくもにおこなわれるものではないはずなので、ある程度見込があると思ってもいいのかなぁと思ってしまう。

当日、面接地まで出かけて、履歴書だけでよいところを職務経歴書も出して、テストも受けて、面接して、結果は1週間以内に、メールか郵送で連絡とのことだった。ああ、また郵送案件だ。入社日まで近いから、合否はメールでさらっとほしいところだ。

こちらの会社様はあたたかな感じで、のんびりと仕事ができる、と思っている。ノルマもないし、フリードリンクだし(笑)最終的には「人のよいところ」が今のおばちゃんの基準となっているようで、多少遠かろうが、安かろうが、それほど好きではない仕事であっても、フォロー体制が良く、チームワークがよければOKとする。ならば、ここは採用がくれば行くだろう。

おばちゃんの悪いクセは、「採用されたらどうしよう」というところから発生する、「隣の芝生は青い」だ。帰宅して、ハローワークインターネットサービスを見る。派遣会社の「50代」検索をする。なんだ、近場でやれそうな案件がそこそこあるではないか。

通勤時間を込みして日給で割る。近場の50円安い時給のほうが良い時だってある。社食があればもっと助かる時もある。派遣会社の案件を吟味しだすとあっという間に時間がたってしまう。

えいっ!これも、こいつも、エントリーする!とボタンをポチする。エントリー履歴を見たら、先日エントリーした案件がすでに誰かにきまって、おばちゃんは不採用になっていた。

派遣だって「1名」をたたかうわけだから。。。みんな血眼で探しているんだろうな、、、と思ってしまった。おばちゃんのエントリー履歴で残っている案件はたった一つになっていた。迷っているのかな?おばちゃんより良い人があらわれないか待っているのかな?とすら思えて、しゅんとなるおばちゃんであった。

☆☆☆☆☆

月曜日。土日に郵便配達がなくなったことで月曜日のポストはいっぱいになります。ハロワで応募していた民間企業様から一斉に「お祈り」封書が届きました。誰が勝ち取ったんだろう?うらやましいけど、おばちゃんの分もしっかり働いてくれよ、って感じです。

選考日が決まっている案件は、ひたすら待ち。今週認定日なのでまた紹介状をもらって帰ります。

お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。


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あんから
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