おばちゃん、ボカロを始める~在宅勤務その16
会社都合で時短になった。給与は休業手当80%だからまた下がるのもわかっている。
何かしたい、と思った。考えたすえ、昔からやってみたかったボカロをやりたいと思って娘に話した。
「給料さがるんだよね?」と念を押された。言いたいことはわかる。ボカロを始めるには、初期投資が必要だ。ソフトはもちろん、私の場合は本屋さんに並ぶような手引書。2ヵ月で1曲つくること、と言われて承諾を得た。
買う楽しみ。どこで買うのが一番お得になるのか計算してネットでソフトを購入する。もちろん昔から大好きな「初音ミク」である。近々にリリースされたものもあったが、2016年リリースのV4Xに決めた。これならばガイドブックが出てて古本で安く買える。
早速にソフトが届いた。同梱の説明書でアクティベーションまでおこなうことができたが、音が、声が出ない!どうやって譜面化するのか?悩んでいると、翌日にガイドブックが届き「あ~そういうことか!」となった。
パソコンはスピーカーがついていないのでイヤホンして作業していくと「ら~」と初めて、初音ミクが我が家で声を発したのだ!この感動は絶対に忘れない。
マウスをカチカチと音符をとっていく。なんとなく、初めにマウスをおいた音が基準となって、メロディーがでてきたから、これはファなのかラなのかソのシャープなのか、わからないままカチカチやって、ワンフレーズできあがった。
聴いてみる。ミクちゃんが歌っている。さあ、サビまで作るね。歌ってね。とカチカチ。
基本的な作業の仕方を知らないまますすめているので正しいかどうかわからないが、1番はできた!うきうき気分。
ただ、長くは続かない。。。。これはアーティスト能力というやつなのか、ソフトの使い方がのみこめないためというか、今度はドラムやベースの出し方がわからず、放置となった。。。
2週間くらい放置して、再び触って、今の譜面の写真をとった。きちんとソフトのルールにそって作り直したいと思ったからだ。
きっと私はメロディーと、かろうじて歌詞をつけるだけで、編曲はできそうにないと悟った。ピアノをひいているほうが楽しかったんじゃないかと思った。最初のウキウキはどこにいってしまったんだろう。
そんな時、ワンカップP さんの「もっとうたわせて 【初音ミク・MEIKO・巡音ルカ】」にたどり着いた。聴いていて涙がでてきた。
ごめんねミクちゃん、とともに、こんな曲が作りたいと思った。あまりに悲しい曲だけれど、ミクちゃんに歌わせるには酷な歌なんだけど、ミクちゃんに歌ってほしくて「初音ミク」を買った私なのだから。うん、がんばるよ。
☆☆☆☆☆
ボーカロイドのブロデューサーさん達はホントにすごいな、と。曲と歌詞と編曲と、ボカロの調声して、絵をつけて世の中に送りだしていますよね。ボカロに手を出したおばちゃんはボカロ曲に強くはありません。
かつて初音ミクがガラス板で登場した時の驚き、ルイヴィトンとコラボしたあたりに知った素人です。先日はテレビでしたが歌舞伎を見てました。
きっと初音ミクが好きなんだと思います。できればホント初期の。
お読みいただきありがとうございました。お邪魔しました。