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日記・63:バタバタの日

今日は急遽、隣店への出向というか、人員不足のヘルプに行く事になり慌ただしい一日だった。
多忙で名高い〇〇店である。味わった事のないような緊張感で向かった。
まだ新人の自分が果たして助けになるのか、逆に迷惑にならないか、一体どこまでやれるのか、不安いっぱいだった。
しかし、なる様にしかならんなぁ。
やるだけやん!腹括るのも経験や!そう勝手に自身を奮い立たせ、心とは裏腹に、ビクビクしながら職場に入った。

今、休憩中である。
約半分の時間が過ぎた。
いやいや、想像していた以上に目の回る忙しさである。
これがいつもらしい・・
緊張する暇もない・・
逆に救われたのかな?
大ベテランの上村さんが、「新人さんて本部から聞いとったですよ。うちはどがんね?」と、話しかけてくださった。
「いやぁ、忙しいては聞いてましたけど、ビックリしました。足手まといになってすいません。」

「なんのなんの、大助かりですよ。それに結構動けるじゃないの」

申し訳ない気持ちと励まされた嬉しい気持ちが入り混じり、コーラを飲んで汗を拭いながら、深呼吸を数回して、やるしかない、負けんぞ!と、子供達の顔思い出しながら持ち場へ戻る。


昨日は〇〇店で多くの事を学ばせてもらった。
自分にとってとても良い経験であり、
多少の自信にも繋がった・・?
長い長い一日で、実りある時間だった。

瞬が昨夜から熱があり、今朝病院へ向かった。
瞬もよく熱を出すけど、春になれば大丈夫かなぁ。
逞しく元気に育ってほしい。
若菜も日に日に新しい言葉を覚えている。
保育園に迎えに行った時、「お父さん聞いてくださいよ、若菜ちゃん、お昼寝前に私が歌ってあげた歌を、全部覚えて聞かしてくれたんですよー」
そう言って笑って下さった。

二人の子はもちろん、こうして支え、励ましてくださるたくさんの人のおかげで、自分はこの歳から新しいスタートが出来た。
感謝の気持ちと、今のこの謙虚な気持ちを絶対に忘れないようにしよう!


〇〇店の店長からアドバイスをもらい、勉強になったこと。

1・動くことは大前提として、人を動かせるスキルを身につける事。

2・忙しく、どうしようもない時に慌てるのは三流。
作業を慌ててやるとミスに繋がるので、それ自体はより慎重に行こない、作業と作業の間の時間を短くして、次の行動までの動きを短縮する事。
トータルで見るとかなりはかどる。

3・人に何かを注意したり、上司として指摘する時は、話す順序を工夫する事。「〇〇さん、ここ、よく出来てるね、でも、ここがまだまだだからしっかりしようね!」  ではなく、「〇〇さん、ここ、もうちょい頑張ろうかね、しっかりやろう。で、ここ、ものすごくいいじゃない!見直したよ。よく出来てるよ。」
同じ事を二つ伝える時は、まず指摘して後から褒める。
そうすれば、指導したことを感謝されて、
受け取る側も嫌な気持ちにならない。

4・これは店長が裏技的に笑いながら教えてくれた事だが、会社の偉い人や上司に気に入られるような仕事はするな。
周りで働くベテランスタッフや、パートで長年働いてるおばちゃん達とコミュニティをたくさんとって、彼女達の意見や考えをきちんと本部に伝え、守ってあげる。
そうすれば、もし何かあった時、
彼女達はみんなで団結して今度は守ってくれる。

5・何か聞かれて困った時、
「すみません、わかりません」
で済ませるな。二度とその人は聞きに来ない。
つまり信頼を無くしたという事。
そうではなく、
「すみません、ちょっとわからないのですぐに調べて来ます!分かり次第伝えに行きます!」と返答する事。
そして迅速に調べ、すぐに回答せよ。
そうすればその人は次も聞きに来てくれる。
信頼とはそういう事。
知っている、知らないが大事ではなく、知らなくてもそれを調べてくれた、という行動が聞く人、スタッフにとっての一番の信頼。


ここで学んだ事は、仕事だけでなく、様々な場面で役にたつなぁと、改めて思った。

スタートを切ることに早いも遅いもない。
どんな人生でも必ず走り出せるんだ。
スピードなんて気にしない。
うさぎもカメもみんながんばれ!
おれなんてもっともっと遅い出発や。

さあ、明日も頑張ろう!
ちょっとだけお酒・・はやめとこうか・・
瞬がまた熱出したら大変だ。

瞬、若菜、おやすみなさい。




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ぞうさん。
私の記事に立ち止まって下さり、ありがとうございます。素晴らしいご縁に感謝です。