乙女の装い②
(過激だったのでタイトル変更しました笑)
わたしには逃げぐせがある。
鶴になりたかった幼少期、かわいい子に敗北した苦い経験をもとに
わたしも自分を磨いてかわいくなろう!
と思えればよかったのだけど、
かわいくないままの自分で世間が認めてくれるように、道化に徹するようになった。
相手にとって最良のわたしでありたいと思って
求められるままなんでもやった。
いつも人目を気にして、ふさわしいと思う行動をするようになって
次第に自分がなにをしているときが好きかさえ分からなくなった。
もうずっと、楽しいという感情がわからなかった。
優劣ばかり気にした。
歯を食いしばって生きていたら、エラの張りが年々増していった。笑
…
好きという感情が湧かないとき、やりたい仕事を見つけるのも大変だ。
就活のとき自分の軸を見つけるといいと言われて好きなことを書き出してみたけど
なにもしっくりこなかった。
けっこういろんなことに取り組んできた学生時代だったけど
本当にやりたいことから目を逸らしてきたから
わたしはどうしてこんなに苦しいのかを考えることにしか興味が湧かなくなった。
本を読んでも映画を見ても、自意識にまつわる部分しか理解できなかった。
本題とは違う細かい部分だけ見て感動し、他の人が言う感想を聞いても意味がわからず内心スルーしていた。
大学時代は模索の日々が続いた。
哲学者サルトルを卒論作成時に知り、著書に
「他者を知ることで己を知る」と書いてあり
自分探しのためにではあるが、やっと人と向き合おうとするようになる。
まだつづく。
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