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ユーメイとムメーのドリーム:写真の部屋

以前ある初対面の女優をプライベートで撮影した時、「私、ヌードはできないんです」と突然言われました。撮るつもりはまったくなかったんですが、それはどうしてなのでしょうか。

「じゃあもし、デヴィッド・リンチの主役オーディションに決定しかけていて、ヌードシーンがあると言われたら?」という質問に、それはやるかも、と彼女は答えました。笑っちゃいましたけど、自分にとって得になる価値さえあればいいのです。これは女優として完全に正しい態度なので笑っちゃいけないし、素直に答えてくれたことがありがたいと感じました。

「有名であるかどうか」には下品な思惑がつきまとうので、私はできるだけ有名という単語を使わないようにしています。狭いエリアで有名な人が外の世界ではまったく無名なこともよくあるからです。

原宿でお茶を飲んでいたとき、隣に座った若い女性二人組が、すべての言葉に「有名」をつけていたのが気になりました。「あのブランド有名だよね」「あの人、有名だよね」という調子で。すべての基準がテレビに出ていたとか、世の中に知られているかであって、自分にとっての価値はひとつも出てきませんでした。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。