くだらない結論:Anizine
「やっと俺が書いた本ができあがったよ」
「ああ、『カメラが撮ってるんだ』っていうやつな」
「全然違う。『カメラは、撮る人を写しているんだ。』だよ」
「まあどうでもいいけど」
https://amazon.co.jp/dp/4478119449/
「本っていうのは怨念がこもるからいいよな」
「どういうこと」
「なんつーか、簡単に捨てられないカンジってあるじゃん」
「確かに。我々世代は特にな」
「電子書籍には質量がないから怨念がこもらない。データとして捨てられるしね」
「そもそも紙の本と電子書籍は別物って気がする」
「情報がわかればいいだけの内容なら電子書籍でいいんだよね」
「そうそう。でも小説とかは違うんだよね」
「インクに刷り込まれてるから。著者の怨念が」
多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。