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存在しないあなた:Anizine

1月31日に刊行した『カメラは、撮る人を写しているんだ。』、6日目で重版がかかりました。皆さんのおかげです。ありがとうございます。

無名のおっさんが書いた本がAmazonや書店に並ぶとき、まったく黙殺される危険があります。無名というのは「村上春樹さん以外」ということですけれど、それほど極端な分類ではなく、まあまあ名の知られた小説家でも「出せばバンバン売れる」というほど出版業界は甘くはないと思います。

世の中が不景気であることは誰もが実感していると思いますが、生活必需品以外のものを買うとき、昔よりかなり厳しい基準が生まれているように感じます。本当に私の生活にこれは必要なのだろうか、そう考えたら「無名のおっさんが書いた本など買わない」という選択に軍配が上がります。一度も軍配を上げたことはないですけどね。そもそも軍配、持ってないし。Amazonで買ってもいいですけど、スゴく不要なものだし。

では、どうしたら無名のおっさんが書いた本を買ってもらえるか、という難問をクリアできるのでしょう。

そこでソーシャルメディアです。私のTwitterのフォロワーは13,000人、noteが41,000人、Facebookの友だちが1,500人で、友だちではないフォロワーが8,300人、instagramのフォロワーが5,800人、threadsが2,200人。

合計すると「71,800人」ですが、この中の多くがフォロワーとして重なっているので実数はもっと少ないはずです。

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Anizine

¥500 / 月

写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。