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同郷主張の無意味:PDLB

日本中の全員にアンケートを採るわけにはいかないのですが、ソーシャルメディアはそれぞれが勝手に答えを載せてくれているのでサンプルとして面白く見ています。Twitterでは私がフォローしている人が600人くらいいます。ほとんど相互フォローの関係で、お互いに面識なりネット上でのやりとりがある人だけに限っています。「知り合いが多いほど偉い」というような感覚はネットが生んだ幻想で、私たちは現実世界で「数万人もの友人」を持つことはあり得ないでしょう。

ネット社会が熟成して、少数との濃いコミュニケーションへと使い方が変化してきています。Twitterのフォロワーは1万4000人くらいですが、これは向こう側から眺めている人の数です。noteはフォローが100人弱、フォロワーが4万人くらいです。

この非対称なカタチは、「世界をこちらからは広げたくない」という意識の表れです。私は相手が著名人などの場合はこちらから先にフォローをしたり、友達申請をすることはありません。多くの人から干渉されるわずらわしさは、若い頃からタレントや俳優、モデルなどと仕事をしてきたからわかったことです。彼らの日々の負担は計り知れません。レストランに食事に行けばサインが欲しいと言われ、街の中では無断で写真を撮られ、ネットにはあることないことを書かれます。その無関係の人の傍若無人さがわかるのでたいして面識もないのに「あの人と繋げてあげようか」みたいなことばかりを言う人が苦手なのです。

先日、ある女性の俳優が亡くなったニュースを見ましたが、追悼する言葉の中に、こんなのがありました。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。