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このお客さんが来たから:Anizine

若い頃にある先輩から言われた言葉があり、20代前半の自分の理解力では完全に追いつかない内容でしたが、今ならわかります。

私が食事の写真をアップすると「いつもうまそうなものを載せて、自慢かよ」と言われることもありますが、それには意味があります。

私たちが知りうることには限界があります。すぐに野球で喩えますけど、友だちと週末にやっている草野球とMLBでは、同じルールのゲームをしているはずですが、まったく違いますよね。それは「目的の違い」なのでいいのですが、もしもその人が生まれてから自分の草野球チームの試合しか見たことがなかったとしたら、MLBの存在を知らなかったら、野球のトップに自分の草野球チームが君臨してしまうという恐ろしさです。

ここから先は経済的な問題にも踏み込むので定期購読メンバーだけに向けて書きます。これは本当に便利な仕組みで、「見知らぬ誰かを批判したい人は、絶対にお金を払ってまで悪口を言わない」という、万有引力並みのソーシャルメディアの大発見なのです。

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Anizine

¥500 / 月

写真家・アートディレクター、ワタナベアニのzine。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。