スリランカでのアーユルヴェーダ体験記Vol.1
こんにちは！代々木八幡にあるプライベートサロン、AnityaのAicoです。
今年の初めに、スリランカへアーユルヴェーダを受けに、行ってきました！
私は2019年ごろから日本でスリランカアーユルヴェーダを学び始めて、現在もアーユルヴェーダセラピストとして活動していますが、実はコロナ禍のタイミングや仕事の関係で、アーユルヴェーダの本場スリランカへ行くのは今回が初めてでした！
今回の旅の目的は、まずは『いろいろな施設で本場のアーユルヴェーダトリートメントを体験する』こと。スリランカ現地ではどのようにアーユルヴェーダが根付いているのか、日本のアーユルヴェーダサロンとスリランカ現地のアーユルヴェーダ施設のトリートメントのちがい、サービスや価値観のちがいなどを知りたかったためです。
そして、これからスリランカへ行く方のヒントになると嬉しいなと思い♪体験をシェアしようと思います。
ざっくりと分類すると、"大きなホスピタル寄りの施設"、"家族経営のアットホームな施設"、"空港からも近くアクティビティも豊富な施設"、の3種類の施設をまわりました。
まず1箇所目の施設・・・
アヌラーダプラにある、『Adhitya ayurveda（アディティヤ・アーユルヴェーダ）』アーユルヴェーダとヘラヴェダカマ（スリランカの土着医療）を組み合わせた治療を行う施設です。
2021年にできたばかりのセンターで、新しくてとても綺麗で洗練されています。
アヌラーダプラとは、スリランカ仏教の聖地と言われる場所の一つで、北部に位置します。1000年以上の歴史がある遺跡が街中に点在しており観光地としても有名な場所です。土地としてもエネルギーの高いこの地でアーユルヴェーダの治療を受けることができるのが、嬉しいです＾＾
今回は9日間の滞在。ウェルネスパッケージを予約しました。
▷アディティヤのウェルネスパッケージ
・医師の診察
・医師の推奨による1日2回のトリートメント
・医師によって処方された薬
・24時間ドクターケア
・24時間看護ケア
・1日1回のヨガと瞑想プログラム
これらが含まれているプランです。
チェックインの際に、エントランスに鎮座する大きな仏陀へ、ブルーロータスをお供えし、オイルランプに火を灯す。全ての治療が滞りなく進むようお祈りします。
初日はドクターの脈診と問診から。
私は不妊、生理痛、生理不順（頻発性月経）、便秘、睡眠の質が悪い、などの状態を相談しました。
血圧も測定してもらい、早速トリートメントルームへ移動。午後に到着したので、この日は1回のトリートメントのみで終了でした。
初日は、シローヴィヤンガ（頭のオイルマッサージ）＋サルヴァンガアビヤンガ（全身オイルトリートメント）＋スチームバス（ニームの木の箱の薬草スチームサウナ）でした。
薬草オイルを全身に塗って、薬草を煮出したスチームで発汗をし、身体の毒素を外へ排出します。
翌日からは、
午前中：シローヴィヤンガ＋サルヴァンガアヴィヤンガ＋ハーブボール
午後：シローヴィヤンガ＋サルヴァンガアヴィヤンガ＋パットゥ（薬草のペーストを患部に塗り、5時間そのまま）
このメニューが4日間続きました。
5日目から最終日までは、
午前中：シローヴィヤンガ＋ナスヤ(鼻にオイルを垂らす)＋シロダーラ(額にオイルを垂らし続ける)
午後：シローヴィヤンガ＋サルヴァンガアヴィヤンガ＋パットゥ
＊薬草オイルは毎日同じで、頭はニールグンディ（KV -）、体はピンダオイル（PV -）でした。
【1日のスケジュール】
6:00- 起床、ハーブ粥またはスープが部屋へ運ばれてきます。
7:00- テラスで瞑想のクラス（私の宿泊期間は参加者が1名だったため、マンツーマンで贅沢な時間でした！笑）
8:00- 朝のハーブ薬、 のちに朝食
9:00- 午前のトリートメント
12:00- 昼のハーブ薬、ランチ
14:00- 午後のトリートメント
15:30- 夕方のハーブ薬
16:00- ハーブティーが運ばれてくる
18:00- 夕食
20:00-夜のハーブ薬
22:00- 就寝
私は午後のトリートメントで、パットゥというハーブペーストを腹部に塗布され、それをガーゼで固定。
5時間はそのまま、ということだったので、午後はほとんど自室で横になり、本を読んだり、ブログを書いたり、ぼーっとして過ごしていました。（なんとなく、デジタルデトックスがしたかったので、SNSは滞在中チェックするのをやめていました。）
アディティヤのアヴィヤンガは、ツインアヴィヤンガという手法で、2人のセラピストが左右から同じ動きで施術をしてくれます。本来は2人のリズムがぴったりであることが心地よさを生むのだと思いますが、ここでの施術はそこはあまりフォーカスされていませんでした。とはいえ、あたたかいハーブオイルを刷り込まれる心地よさで、毎回うとうとしてしまうものです。
センターの設備（ジムやジャグジー、サウナやプール）が利用可能だったのですが、滞在中はぐったりしていたし、お腹のパットゥのおかげで歩き回ることすらできない状態でした。笑
まさに病人みたいだな〜と思いながら部屋の天井を眺めていました。
そういう状況なので、観光に出ることもせず（できず）、ホテルの中でゆっくり過ごしていました。
毎朝の瞑想の時間は、とても有意義でした。
ターラカ先生という、アヌラーダプラでご自身のリトリート施設を運営する男性の先生が担当してくださいました。
毎日、違う内容の瞑想レッスンをしてくださいました。マントラを唱える瞑想、動く瞑想、オームを唱える瞑想、ゴング瞑想などなど。。
アーユルヴェーダトリートメントを受ける毎日の中で、瞑想やヨガを実践することは本当に重要なことだと再認識しました。
身体・心・魂の調和が取れている状態こそ、健康であるということや
体の使い方（呼吸やプラーナの流れ、チャクラについてなど）を意識することで、トリートメントの効果を最大化するのだなあと。
アディティヤは、割と大型の施設で、スタッフもたくさん在籍しています。
1日に関わるスタッフさんは10人以上！ドクター、アシスタントドクター？、ナース、セラピスト、ヨガマスター、フロントスタッフ、キッチンスタッフ、薬を運んできてくれるスタッフ、清掃スタッフなど。
言ってしまえば流れ作業ではありますが、みなさんとても気持ちよく仕事をしてくださって、快適に過ごすことができました。ある程度お互いの距離感が保たれている施設。必要最低限のコミュニケーションのみなので、自分と向き合う時間を作ることができました。
私が滞在していた期間は、施設を利用している方はスリランカ人７割、欧米人３割という具合で、アジア人は私1人でした。みなさん何かしらの怪我や病気を抱えているようでした。車椅子の方や松葉杖の方もいらっしゃいました。西洋医学の病院で治せないような症状の方に特に重宝されるようです。
たまたまお話ししたスリランカ人の方は、昨年脳梗塞を煩い、後遺症で半身に痺れが出てしまっていたそう。治療を進めていくうちに、痺れが緩和されて、動かせるまでに至ったそうです。
そうそう、参考にと受けている施術内容を聞いたら、わたしとほとんど同じメニューだったことにもびっくりです！特別なことをせずとも、体のベースを整えれば、自然治癒力が高まっていくのかもしれません。
私はというと、滞在中は気分も上がらないしずっと下痢だし（便秘のハーブ薬を飲んでいた）、すこぶる体調はよくなかったです。4日目くらいからは、アーマ（未消化物と呼ばれる毒素）が原因なのか、太ももや腕に湿疹が出てきました。
体の毒素が抜けていく時には、精神にも作用して行きます。そう簡単には心地よい体と心を手に入れることはできないな、と改めて感じました。
日本での生活では、特に大きな不調と思っていなかったことも、実は体に負担をかけていたことに気づいたし、不調だと認めない心や不感症になっていた心にも気づきました。これは自分がこれ以上バランスを崩さないための防衛本能だし、仕方のないことだけれど、『何がをしたい』『何が嫌だ』などという感情や思考にも蓋をしていたことに、今回気づいたのです。
体の感覚的には、アディティヤでの9日間はまだ浄化のプロセスで、まだまだ完全復活！とまでは行きませんでしたが、とても良いきっかけになりました。
最終日はドクターに再度脈診と問診をしていただき、『あなたの体(ホルモンバランス)は正常に機能しています、1年以内に妊娠することでしょう』と言っていただきました。
たっぷりのハーブ薬も購入して、次の施設へ移動です。
最後までお読みいただきありがとうございます♪次の記事は、アディティヤホテルの食事についてご紹介します！
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Anitya Yoyogi
2024年4月1日東京・代々木八幡にNew open✨
▷薬草オイルトリートメントとハーブスチームのプライベートサロンです。
伝統的な手法で心身のデトックス&リラックス。
代々木八幡宮から徒歩1分の氣の良いサロンです◯
▫︎営業時間
10:00〜21:00
▫︎アクセス
千代田線代々木公園駅、小田急線代々木八幡駅より徒歩5分
▫︎月火水定休
Anitya Yoyogiでは、アーユルヴェーダのオイルトリートメント・シロダーラ・カティバスティなどの施術も行っております🫶🌿ぜひサロンにも足をお運びくださいませ！
《MENU》
初回限定70min 全身13200円コース
初回限定90min 全身+ハーブスチーム16500円コース
シロダーラコース
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アニティヤ
石田あい子