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東宝は絶好調だが松竹は不振、放送局はアニメ事業に力を入れるべき?:アニメ業界ニュースまとめ#27

Written by 星島てる

今週もアニメニュースについてまとめていきます。

東宝のアニメ事業、第3四半期の営業収入は80%増の437億円と大幅増収 国内中心に拡大 『ヒロアカ』『ハイキュー!!』『呪術廻戦』が活躍

今期の東宝の決算もアニメ事業が絶好調のようで、営業収入はYoY+80%の成長です。3大配給会社の中で最もアニメ事業に力を入れている印象があります、東宝は。

そして実のところ、東宝のアニメ事業売上の大半はジャンプ作品によるものです。

IGポート第2Q売上高前年比47%増、版権事業急伸「怪獣8号」「ハイキュー‼」など

東宝出資の『ハイキュー!!』や『怪獣8号』を制作するIGポートも版権事業が好調で、売上高はYoY+47%と黒字になりました。

映像制作事業は赤字ですが、ライセンスで収入を得ていることを考えれば、財務よりも作品の品質を優先した方がいいと思われます。

松竹、25年2月期通期の連結業績予想を下方修正…今期3度目の修正で営業損益は9億4000万円の赤字に転落へ

東宝が絶好調な一方で、松竹は演劇事業と映像関連事業の低調により、業績予想を下方修正。おそらく3大配給会社の中で最もアニメ事業にリソースを割いていないと思うのですが、個人的にはアニメ事業に注力してもいいと思います。

激動のアニメビジネス、ネトフリの存在感薄れ主導権は誰の手に?ソニーのKADOKAWA出資だけでは終わらない地殻変動

アニメビジネスの勢力図について、正確に書かれた記事です。つまるところ、現在は(比較的に)資本力のある企業がアニメ事業にリソースを割くようになっており、その典型例が東宝や各放送局。私も放送局の動向は非常に気になっています。フジテレビも、とっとと不動産ビジネスに見切りをつけて、FODを軸にアニメ事業に力を入れていいと思います。

生成AIで実写・アニメ制作を支援する新サービス 「AIアニメ・AI VFX」を2月に提供開始

合同会社ズーパーズースが「AIアニメ・AI VFX」を2月に提供を開始することを発表。正直、DomoAIなどのサービス十分なように思いますが、VFXは気になりますね。

公式X→@anitabi_news

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