「まだ初心者」のレンタル農園日記 #15空き区画が埋まる?
いんげんとミニトマトの初収穫
ミニトマト(キャロルミニ)、ピーマン(白根)、ナス(千両2号)の苗は3月30日に定植し、翌3月31日、つるなしインゲンの種を直蒔きした。
ミニトマトはぐんぐん伸び、実も次々に着果してきたので収穫は早いかと思いきや、意外と伸び悩みといった感じで推移。
ちなみにこのミニトマト(キャロルミニ)、甘酸っぱくそれなりに美味しかった。
半面、苗から中々大きくならなかったナスやピーマンの方が先に収穫できたので、ちょっと不思議な感じもする。
現在まで、ピーマンが7個、ナスは2個だけ。
何しろ、猫の額ほどの小さな畑、いろいろな種類を試したく、ナスもピーマンもミニトマトも各3本ずつ、一度にたくさんの収穫は期待してない。
でも、ミニトマトは時期がくれば一気に採れると思う。
さて、つるなしインゲンの種は3月31日、8か所に直蒔きして、育ったのはたったの3本のみ。育苗ポットで発芽・育成してから定植すれば良かった。
直蒔きで成長してくれたけれど、背丈がほとんど伸びず一体いつになったらなどと思っていた矢先、いつの間にか結構な数の実がぶら下がっているではないか!
地面すれすれ、先日の土砂降りで泥はねがすごい。
ちなみに今日の収穫、測ってみたらおよそ200グラム少々、さっそく炒め物にして食す。
スーパーで買ったものより筋っぽく無く、柔らかく少し甘みを感じて実に美味しかった。これぞ、まさに醍醐味ってこと。
さて、ここ数日は晴れが続いてかなり乾いてしまったと思いつつ、今朝は少しばかりの水やりを兼ねて様子を見に来た。
案の定、地面はひび割れがチラホラ見える。つるありスナップも念のため育苗ポットで種を蒔き、発芽・成育してから定植したけれど、中々伸び悩んで弱々しく見えてしまう感じ。
自然の雨に期待したいところだが、天気予報では明日以降とか。
空き区画が全て埋まった
今朝は早めの朝食を済ませてから来てみたが、既に駐車場には数台の車が止まっていた。
昨年このレンタル農園を契約した頃は、空いてる区画がいくつかあったと思う。
今年の3月、契約延長の更新する頃も何か所か空いていたけれど、いつの間にか空き区画が全て埋まったようだ。
なるほど、家庭菜園を楽しみたいと考える人たちも増えたのだろう。
老夫婦と話す機会があった。初めてだと言う。
娘さん夫婦が前から借りていたのだが、なかなか手入れに来られないからとのことで、時々娘さんの代わりに来ることになったそうだ。
そう言えば確か、小生の南側、そして西側の数区画も空いていたと思うが、いつの間にかいろいろな作物が植えられるようになった。
そうそう、2区画北側で、草ぼうぼうになっていたところがあった。
中年男性がやってきて草むしりしているものとばかり思っていたが、ちょっと声を掛けたら、入院していてしばらく来られなかったので・・、とのこと。
雑草だらけと見まがうほどワサワサしていたのは、どうやらほぼ全てじゃが芋を植えていたのだろう。
大小さまざま、ものすごい数のじゃが芋を掘り起こして収穫していた。
駐車場では数台の車の出入りがあった。入れ代わり立ち代わり、帰る人や来る人たち、すっかりこのレンタル農園も知られるようになったのだろうか。
おそらく、耕作放棄農地だったのだろうと思われ、それなりの広さがある。ビジネスとして小区画に分けて貸し出せば安定した貸し賃が確保できる、なかなかいい商売だ。
近年、テレビでもしばしば家庭菜園が取り上げられ、番組的にはタレントさんや俳優さんらの作業風景が紹介される。
ホームセンターや100均ダイソーなどには豊富な資材が販売されているから、誰でも気軽に家庭菜園、野菜作りが楽しめるようになった。
数十年前、今ほど情報がある訳でもなく、ましてや貸農園などある時代でもない頃、元サラリーマンだった義父が、裏庭でジャガイモつくりを始めたと聞いて、「ふーん、そんな簡単にできるんだ」程度にしか思っていなかったけれど、自分が義父の年代になって、今こうして始めてみると、コレがすっかりハマってしまい、奇遇なのか必然なのか、非常に興味深くすごく楽しいから夢中になれる。
昨年、地方に住む息子の家族、初めて収穫体験して楽しいと言ってくれた孫たち、今年の夏休みもまたやってくる。
小さな小さな家庭菜園ではあるけれど、野菜を育て、収穫し味わう、なんて素晴らしいことだろう。
最後までお付き合いありがとうございます。
天と地の恵みに感謝。