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【説明書のWeb公開はボードゲーム同人制作者にとって効果的なプロモーション手法か】を読んで

みなさんこんにちは、アニマルウィップのレグルスです。

ゲムマ2022春、お疲れ様でした。
お会いできた方もそうでない方も、次のゲムマでお会いしましょう。

4/23(土)に面白い冊子を無料で頂きました。
「感想は早い方が良い‼︎」ということで「七盤のハムさん」の論文を読んだ感想を書いていきます。

※ハムさんはこの人です

題名
説明書のWeb公開はボードゲーム同人制作者にとって効果的なプロモーション手法か

まず最初に思ったのは「面白い着眼点をお持ちだなぁ」ということです。
今まであまり意識して来なかったので興味深かったです。

論文の詳しい内容を勝手に書くわけにはいかないので、まずは私自身の制作者目線、購入者目線の所感を書いてみます。

まずは自己紹介をさせて頂きます。

自己紹介

私の個人名はレグルスで、「アニマルウィップ」という学生が集まって出来たボードゲーム制作サークルに所属しています。
2021春(初出展) 作品【ギリ、義理チョコ
2021秋 作品【ボブカルバナナ】(無料頒布)を追加
2022春 作品【ポーションメイキング】を追加

ちなみに全部ルールは公開していません。
2021秋のタイミングで【ギリ、義理チョコ】の英語ルールをBGGに載せたくらいです。

制作者目線

公開していない理由は3つありました

理由①なんとなく嫌だ‼︎

→これはとても大きな理由です。ボードゲームは特にルールが大切だと思っているタイプなので、頑張った成果を無料公開するのはちょっと……と思ってしまいます。深い理由が無いのがやっかいなところ。

理由②今まで公開してないから

→最初に公開しなかったからそのままズルズルと公開しないできています。意外と怖いんですよね……。
デメリットがあった時にストレスになりそうだし、一回公開した情報を非公開にするのは大変です。これも十分な理由だと思います。

理由③(一応)買わなくても遊べてしまう

これは割と多くのゲームでそうでしょう。
1)変わったコンポーネントがある
2)カードにしか記載の無い情報がある
どちらかでないとルールだけで遊べてしまいます。言語依存の無いゲームをメインで作っているため、どうしても2)は満たせません。

まぁ、実際に同人ゲームのコピー品で遊ぶ人がいるかといえばほぼいないでしょうし、気にしなくて良いと思っています。

一旦言語化してみると、ずいぶんフワッとした理由であることが分かりましたね。今度は買う側に立ってみましょう。

購入者目線

例えば今回、ゲムマ2022春に私が買ったゲームはこんな感じです。

このうち、以下の作品はテストプレイや試遊をしたことがあります。
八雲さんはトリテしたい
トリックアンドトレード
後継の書状
ネームイズバリュー

当然ですがまず一つ目の結論
「遊んだことのあるゲームは買いやすい」

私はテストプレイ会に多く参加しているため、事前に遊ぶ機会が多いです。これは特殊な例だと思います。
それでは、遊んだことの無いゲームはどんな基準で購入に至るのでしょうか?

これは七盤のハムさんが以前とっていたアンケートでも回答したのですが、そもそも私には購入時に2つの基準があります。
❶クローズ会の友達が遊んでくれる4人ベストくらいのゲーム
❷自分が作っている/作りたいゲームの参考になるもの

私の場合はこの2つの基準を中心に事前調べを行います。

基準は人によると思います。
オープン会で出しやすいゲーム?
パーティーゲーしか勝たん
ジャケ買いがメイン!!
友達の買わなそうなゲームだけを狙って買う

恐らく無意識でも何らかの基準があると思います。
それでは「ルールを事前に読んだこと」がこの判断を後押しするのか考えてみましょう。

私には2つの考え方があると思っています。

➀ルールを見て買う場合

ボードゲームなんて遊ばなきゃ分かりません。
でも、事前調べの段階で何も分からないゲームは買いにくいかもしれません。
→つまり、ルール公開は購入を検討している(=事前に調べている)層にある程度プラスに働きそうです。

②ルールを見て買わ無い場合

一方、ルールを読んで
「なるほどこういう感じか~。良いアイデアだね(買わない)」
「【○○】と【△△】に少し似てるからいいかな」
など、ルールを見た結果買わない方もいらっしゃるでしょう。
→つまり、ルール公開は購入を検討している(=事前に調べている)層にある程度マイナスに働きそうです。

制作者は「これは面白いゲームである」と思って出展していると思います。(少なくとも私たちは納得の出来る物を出したいと思っています)
それでも、世界にこれだけのゲーム数があれば他の【○○】でも似た体験が出来るかもしれません。

「ゲムマはお祭りだからそういうことじゃない」という派閥もいてややこしいのですが、どちらにせよルールを読んで満足する人は恐らくいますし、ルールを見て買う派とどっちが多いのか私には分かりません。

結論

どっちが良いか分からんので一旦公開しない!!

私は今回の論文を読んでルール公開について色々と考えさせて頂きました。先延ばしが良いことなのかは置いといて、他のメンバーと相談してみます。相談の末ルールブックを公開することになるかも……?

※こんなに色々と書いていますが、ルール動画を見るとルールが分かります……。ただ、視聴回数からしてもルールブックをゲムマブログに公開する方がインパクトは大きいと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました~
今回は思考実験みたいで面白かったです。

身も蓋も無いですが、「遊んだ人が激推ししてくれてインフルエンサーに届き、企業に届き~」みたいな面白いゲームを作るのが一番です。
しかし、その確率を上げるにもやはり宣伝は大事だと思います!!
(売り子をしていて虚空に話しかけることの辛さが身にしみている……)

どうするかは未定ですが皆さんの考えも聞いてみたいです~

※追記 こんな情報が!!

※2022/05/30追記

メンバーと話し合い、作品置き場を整備しました。
また、それに合わせてルールを公開することにしました。
各作品に飛ぶと(準備済みなら)公開されています。




執筆:レグルス

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