スイスでキャンプ 2
こんにちは。オランダ在住10年目のhanaです。夏休み、家族でスイスにキャンプへ行った話の続きを。
クルクルと変わる山の天気
私たちは標高1000m程の場所でキャンプしていたのでさほど高いという訳でもなかったが、朝は厚めのトレーナーを着ていても寒かった。しかし昼になると晴れて暑くなった。29℃~30℃くらいはあったかと思う。近くの川に水遊びに出かけたりアイスを食べたりしてゆっくりと過ごした。
夜にはまた嵐の予報だったため、早めに夕飯、その後はテントの張り具合をチェック。雲を見ながら雨が降り出すとテントに入った。雨風も強く雷が近くで光っては大きな音を立てる。長女は怖がって泣いていたが、次女は遊び疲れたのかあの轟音の中爆睡であった。
翌朝もテントを出るたびに景色に意識が飛ばされる。何度見ても遠近感がおかしい。早朝からコーヒーを淹れてブランケットを膝にかけ本を読んだ。外で本を読むようになったのは明らかにオランダ人の影響だと思う。
この日は夫がお弁当を作ってくれ、家族で山登りをした。登っても登っても いくつもの大きな滝が出てくる。アルプスからの雪溶け水が物凄い勢いで流れていく様子は圧巻だった。
行き交う人と挨拶をするのだが、時々ドイツ語ではない挨拶をされる。後で調べてみるとスイスドイツ語の Grüetzi (グリュエッチ) と言っていたようだ。子ども達が疲れ果ててきた頃、頂上付近にレストラン併設のホテルが現れた。ホテルと言っても木造のとても可愛らしいホテル。壁に飾られた赤い花が木彫りの装飾に映える。メニューはドイツ語のみだったが、オランダ語と似ているので意外と分かる。キンキンに冷えたコーラとアイスクリームを食べて休息。汗をかいた後の冷たいデザートは極上だった。
フランスへ
スイス滞在のあとはフランスの国立公園へ。ぶどう畑が延々と広がる。山は低くなったといえどまだ山のある景色は続く。
この日フランスは祝日でどこへ行ってもスーパーが閉まっていた。諦めてキャンプ場ヘ着くと売店が! ビールもアイスも何でも売っている。嬉しくなっていっぱい買った。売店のおじさんはフランス語しか話さないけどとても気のいい人で感じが良かった。
しかも夕方までに注文すれば翌朝焼きたてのパンが届くと書いてある(英語表記があった)。 迷わずクロワッサンとバゲットを注文する。このキャンプ場は驚くほど滞在費が安く、私はその分この売店で沢山買い物をした。売店には色んな人が集まってbarのようになっていて和気あいあいとしてとても良い雰囲気だった。
乾燥機の使い方がよく分からず、説明もフランス語表記のみだったので近くにいた女性に英語で訊ねてみた。すると女性は一生懸命フランス語で説明してくれて、なぜか私は理解した。笑 とても親切な方で、可愛いチャーミングな女性だった。
私たちのテントの隣には若い女性のバイカーが2人で小さなテントを張っていて、かっこいいなーなんて思って見ていた。キャンプサイトでは色んなキャンパーを見るのが楽しい。キャンプグッズも次回に向けて欲しいものが増える。
翌朝、早朝からシャワーを浴びてサッパリし、売店のおじさんのところでコーヒーを買って出来たての大きなクロワッサンとバゲットを食べた。天気もよく、テントを綺麗に干して乾燥させ早めに切り上げて帰ることにした。子ども達がキャンプし過ぎて飽きてきたーと言い出したことと、私の腰が痛み出したので。
しかし実際帰り出すともう少し川で遊びたかったと言い出す次女。どないやねん。ひた走りオランダへつく頃には山は見えなくなりどこまでも平らな景色に。平らな国に帰ってきたね〜、そう言いながら無事に帰宅。
次回の計画を頭の中で妄想している。