犬との共生、基本の「き」③罰はいらない!
愛犬の世界一のママ(パパ)を目指す飼い主さん、こんにちは🐾
犬との共生、基本の「き」の第3弾です。
先日、「犬育て、失敗しても大丈夫!」という投稿をしましたが、
今日お伝えすることだけは、
でっきるだけ、極力、全力で、決意していただきたいんです。
それは、
🙅体罰はしない🙅
ということ。
ワンちゃんの心身にダメージを与える
叩く、マズルを掴む、物を投げる、
水や食事を与えない、首が締まるリードや電気の流れる首輪
などは、今の時代、虐待であるとされています。
昔は当たり前だったじゃない、という方、
考え方をアップデートしましょう!!!
実際、ヨーロッパを始めとする多くの国で、
体罰や痛みを与える犬具の使用が禁止されています。
白状しますが、私も、おしりを叩いたりマズルを掴んだりは
歴代の愛犬にやってしまっていました。
大反省しています😰
体罰は、ダメ。ゼッタイ。
…なのですが、もう少しゆるい範囲での罰もありますね。
怒る、とか、大きな音を出して怖がらせる(天罰方式)とか。
そういうのも、
もういらないんじゃない?
というのがわかってきています。
(ちなみに、「罰」には、一般的な教育・しつけとして使う罰の意味と、
行動分析学という心理学で定義される罰、があります。
今日は基本的に前者の意味合いで使いますね。)
◆まず、倫理的な観点から。
動物福祉の5つの自由でお伝えした、
・不快からの自由
・痛み・傷害・病気からの自由
・恐怖や抑圧からの自由
これらを実現することと、罰を用いることは、
なかなか両立しにくいですよね。
もしあるとしたら、
今現在、ひどい苦痛にさらされてしまっているワンちゃんを
その状況から救い出すためには
それより苦痛度合いの低い罰をもってやめさせる
というケース。
自傷症状などでしょうか。
それでも、もうどうしても他の手段がない場合のみ、
緊急処置的な使用に限られると思います。
◆理想論だけで言っても、
結果がついてこなければ意味がないですよね。
その点も、科学研究の分野ではもう解決しています!
罰を使うと、状況がかえって悪くなることがわかっているんです。
たしかに、好ましくない行動に対して罰を与えたら
その行動は減っていきます。
吠えるたびに怖い音がすると、
だんだん吠えなくなってくるでしょう。
でも、吠える原因になった犬自身の警戒心や不安は解消されず、
吠えるのとは別の形で現れてしまいます。
例えば、 飼い主さんから逃げる、家に来た人にいきなり噛む、など🔪
ペンシルベニア大学の研究でも、
罰を頻繁に用いるトレーニング方法が
犬の攻撃性を増加させることが示されました😱
◆そのかわり、
罰を使わずに効果を上げるトレーニング法が
ちゃんとあるのです。
例えば、トリーツやクリッカーを使った
正の強化・拮抗条件づけと言われるもの。
心理学のいち分野、行動分析学に基づく科学的な手法です。
ワンちゃんも得しつつ、
人の社会で困ることをなくしていく方法です🐶💓👩
また私は今、拮抗条件づけすらも使わず
犬の自主性とコミュニケーションを使ってワンコを導いていく
スペインの犬育てコミュニティに入っています。
(”コミュニケーション”というとアニマルコミュニケーションを
思い浮かべる方も多いかもしれませんが、
テレパシーやチャネリングではなく、双方の生身のコミュニケーションです)
そのメソッドが万能かどうかは、自分の目で見定めようと思っています。
チャット参加者だけで300人を超えるグループですが、
やってみて役に立たなかったという声はまだ聞いていません。
要は、罰より効果的で倫理的でサステナブルな方法があるのなら、
罰なんてもういらないよね、というのが
犬育て業界のスタンダードになってきているんです。
◆そして最も重要なこと。
ドッグトレーナーさんは口を揃えておっしゃいます。
「犬の問題行動で依頼を受け、お宅へ伺ってみると、
ニンゲン家族の関係や生活が荒んでいることが圧倒的に多い」
と。
ワンちゃんは、飼い主さんの感情や家庭内の雰囲気に敏感です。
家庭が穏やかで、飼い主さんが安定した対応を心がけることが、
愛犬の行動に良い影響を与えます。
🟡潜在意識の原則🟡
目の前の人は、自分の潜在意識の表れ
それは、ワンちゃんにも。いや、ワンちゃんのほうがダイレクトに
今の自分を写している、ということを、
ちょいちょい振り返っていただければいいな、と思います。
犬と一緒に行う
「愛犬とつながる ぬくもり瞑想」の音源を作りました。
通常はStoresで販売しておりますが、
ワンちゃんとの暮らしやご自身のお悩みについて
コメント or 直接Noteやインスタから
メッセージをくださった方には
特別に無料でさしあげています。
※メッセージは、下にスクロールして
「クリエイターへのお問い合わせ」で可能です。
お悩みがあるなら書いてくださってもいいですし、
無言で絵文字だけでも構いません。
これからも、ヒプノセラピーや潜在意識、犬の心理を駆使して
「ワンちゃんから世界一のママと呼ばれる」飼い主さんマインドを
作っていく方法をお伝えしていきますね。
※こちらの記事は、インスタグラムにアップしたものを
加筆修正してお届けしています。
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