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幸せって

冬の始まり頃のお話

モコから教えてもらった
幸せのお話

モコがおしっこをしたいかなと公園に連れて
行った時、全然立とうとしなくて

なぁ〜んだ。
おしっこじゃなかったのか〜と話していたら、

なおちゃんが最近頭がいっぱいいっぱいだから
連れてきたんだよ。
たまにはこうしてひなたぼっこもいいでしょ?

って言うから、たしかにそうだったねと
モコを抱っこしながら、ベンチにすわって
しばらくひなたぼっこをしていた。

日差しもモコのカラダもあったかくって
同じように呼吸をしていた。

ゆったりと落ち着いた呼吸。

幸せになるんじゃなくて、幸せはあるんだね。
空気みたいにここにあるんだね。


そうだよとモコが言った。


ささやかな幸せがたくさんあるんだなぁ
と気づいて心が満たされていった。


首の座っていない赤ちゃんのように、全て
ゆだねていて、わが子を抱く母親の気持ちを
経験させてくれたような感じがした。

ありがとね。

モコとのお話、記録したいから早く戻りたいよ。
戻って早く書き出さないと、大切な話忘れちゃうよ
と言ったら


モコは
忘れてもいいよ。
カラダがおぼえているから。

カラダは忘れないから大丈夫だよと言った。

涙が出て止まらなかった。

とても幸せな時間だった。


絶対に忘れないよ。
いつも大切なことを教えてくれて
ありがとうモコ先生

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