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ヨモギ(ハーブの女王)とトリカブト(最強の毒草)
ヨモギの草餅、懐かしい思い出です。
ハーブの女王と呼ばれる、ヨモギ! 万能な山菜!
道端や日当たりのよいところに繁茂するヨモギ。
キク科の多年草で、食用部分は若芽や若葉で、春に採取されます。
ヨモギは万能薬草として
食べたり、お茶として飲み、薬草として患部につけたり、お風呂にいれたり、お灸として燃やしたり、臭いがアロマに利用されています。
ヨモギの効果効能は
①浄血・増血作用、貧血の予防
「緑の血液」と呼ばれる葉緑素(クロロフィル)。
豊富に含まれている鉄分が、クロロフィル(葉緑素)との相乗効果で造血作用を促進。
②腸内環境の改善、便秘の解消、デトックス効果
ほうれん草の10倍以上もの食物繊維を含むよもぎ。
食物繊維の整腸作用によって便秘の解消
利尿作用があり、老廃物を排出して新陳代謝を高める。
③ダイエット効果
有機ゲルマニウム(クロロフィルの成分のひとつ)のおかげで、新陳代謝がアップ。
④心筋梗塞や脳梗塞の予防
クロロフィル(葉緑素)が、悪玉コレステロールを排出。
⑤抗ガン作用・免疫力アップ
クロロフィルは、発ガン原因の一種である染色体異常を抑え、
β-タカロチンによる免疫力アップ。
⑥美肌、発毛効果
毛細血管を丈夫にして血行がよくなり、新陳代謝がアップするため、美肌&発毛効果アップ。
日当たりのいい場所に繁茂するヨモギですが、実は、ヨモギによく似た危険な毒草があります。
それは「トリカブト」。キンポウゲ科の多年草で、最強の毒草といわれていて、食べて数十秒で痙攣から死にいたるという驚愕の毒物(汗)
トリカブトは花が咲いていると間違えるこさはないのですが、春先は開花もなく葉っぱだけ。
しかも、湿気の多い場所に生えるため、水辺のヨモギに紛れ込むこともあり、とても危険ですね。
お婆ちゃん手作りの草餅が実はトリカブトの毒餠。一口で痙攣発作から死亡へ(汗)
ヨモギとトリカブトの見分け方は
①ヨモギは葉の裏に産毛が生えている
②トリカブトは葉に光沢があります
③ヨモギは葉に香があります
ただし、トリカブトは素手で触れると危険なので、大量に採取した場合は食べなくてもヤバイかも(汗)
実は、私はヤギの餌採取で、ほぼ毎回、ヨモギを採取しています。見分けなどつきませんが、特に日当たりの悪い場所や水辺のヨモギはトリカブトが紛れ込みやすいので採取しないようにしています。
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