「発熱ダイエット」 筋肉と脂肪
真冬でも、半そでTシャツで闊歩する外国人の多さ。実は彼らは「褐色脂肪やベージュ脂肪」が多く、また筋肉(発熱大)も多いため寒くないのです。
山陰の冬季には、室温が6~7℃まで低下し、冷蔵庫の中での生活?
そんな寒い部屋で暖房はコタツだけでネットのお仕事に邁進する私。もちろん、少々の吹雪でも4時間のヤギ餌採取&餌やりの日々。
でも、あまり寒くないんですよね。
なぜかというと「褐色脂肪」が大活躍してくれるから。
人間の体には"白色脂肪"と"褐色脂肪"があります。
脂肪の大半を占める皮下脂肪や内臓脂肪などの"白色脂肪"は、余分な糖質や脂質を脂肪としてため込むのが役目で、体の防衛反応ですが、過ぎると肥満(メタボ)の原因になります。
"褐色脂肪"とは、背中側の肩甲骨や、胸上部の鎖骨周辺、心臓や腎臓の周辺、わきの下などに局地的に存在する脂肪です。役目は脂肪を分解してエネルギー(熱)を発生させること。
褐色脂肪はたった40gほどしかないにもかかわらず、活性化すると全身の白色脂肪を燃焼させることができます。
成人の褐色脂肪は40代以降は急激に減少し、逆に体格指数(BMI)は急上昇し、肥満が進みます。
何もしなくても減量(ダイエット)できる褐色脂肪を活性化する方法は、主に「寒冷刺激」。
①部屋の暖房を切り、少し寒い状況で過ごす。 寒冷刺激。
②水泳をする(可能なら19℃以下)。 寒冷刺激。
③手のひらを冷やす。 寒冷刺激。
④首にアイスベルトを2時間。 寒冷刺激。
⑤有酸素運動で遅筋を鍛える。
この褐色脂肪を活性化する方法の利点は、同時に"白色脂肪"の一部を"ベージュ脂肪"(褐色脂肪と似た性質)に変えてくれること。
減る一方の褐色脂肪の代わりに、ベージュ脂肪を増やせれば、発熱(減量)効果が激増です。
「寒さの刺激や運動」で、脂肪を燃焼させるホルモンが増加
①筋肉から"アイリシン"が分泌され、脂肪を燃焼させる
②褐色脂肪から"FGF21"が分泌され、脂肪を燃焼させる
その過程で、白色脂肪がベージュ脂肪に変化することもわかっています。
また、運動による筋肉増加で、基礎代謝が増えてカロリーの消費量が上がります。
ただし、筋肉はつけすぎると、血液ドロドロの酸性体質(ガンや病気が大喜び)になるので要注意ですね。
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