「手の平」は"命のラジエーター"
猛暑の季節になりました。
米国では気温38℃で国を挙げての大騒ぎになり、熱中症による死者も続発とか(汗)
この怖い「熱中症」対策には、体温(深部体温)低下が欠かせません。
従来の「熱中症患者」の救急の心得では(今も?)
■太い血管の通る「首、わきの下、鼠蹊部(足のつけね)」を冷やすのが金科玉条の鉄則でした。
ところが欧米での30分間の冷却効果を調べた科学的測定では
①太い血管の通る「首、わきの下、鼠蹊部(足のつけね)」を冷やす
⇒ 体温(深部体温)は「0.6℃」低下
②ラジエーター効果のある「手のひら、足の裏、頬」を冷やす
⇒ 体温(深部体温)は「1.2℃」低下
なんと、末端でラジエーター効果のある「手のひら」などを冷却する方が、倍以上も効果的と判明。
実際に、進んだスポーツ競技団体では、
■「手のひら」を15℃前後の水で5~10分冷やす
ことが、練習の途中で行われて、深部体温を下げて「運動能力と持続力、コントロール力がアップ」することが立証され、トレーニングに導入されています。
歩きながらでも体を冷やす方法としては
自販機で購入した冷たいペットボトルを、手のひらで握りしめ、頬に当てると一石二鳥。片方ずつ交互に繰り返すと、連続で体温を下げる事が可能。
注意点として、水温が5℃(冷蔵庫や自販機)程度の冷たさでは、効果はなくなるので冷えすぎはダメですね。
これを知ってからは、真夏日のカンカン照りのウォーキングでも、途中で手のひらを冷やしてやるとシャキッとなります。
■「楽に生涯・健康ダイエット」
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