低カロリーなのに「メタボ」の不思議
日本人の平均摂取カロリー/日 は、1970年代をピークに大幅に減少していて、1,850kcal前後とも。これは、終戦直後の飢餓時代とほぼ同じ数値です(汗)
それなのに、"メタボが大幅増加"という不思議。
日本女性30~49歳の1日あたりの平均摂取カロリーは
★ 現代(2011年度)⇒ 1660kcal
★ 飢餓の終戦直後⇒ 1903kcal
と、なんとチョー飢餓状態なのに、デブってるというこの不都合な真実(汗)
この原因は「動かない」という事・・
歩くだけで3~4倍のエネルギー(座ってる時と比べて)を消費。
★買い物などの荷物を持つ(2kg以上)
★スピードを少し早くする or 大股で歩く
これらでもさらに30%程度のエネルギー消費のアップになります。
◇その人の1日の総消費エネルギー量="基礎代謝量"×生活活動強度指数 です。
★日本女性30~49歳の"基礎代謝量" ⇒ 1193.5kcal
生活活動強度指数の差から
★動かない人とウォーキング1時間の人の差⇒ 約500kcal/日
体重1kg(脂肪)は7,000kcalに相当します。つまり、動かない人は、ウォーキング1時間の人より、毎月2kgずつオデブちゃんになるということですね(汗)
低カロリー(低栄養)状態。それなのに"メタボ"という不思議。
その理由として挙げられるのが
①運動不足
②過剰飲酒
③タバコ
④ストレス過多
⑤睡眠不足
そしてここにきて、有力な原因が判明しつつあります。
すなわち"硝酸塩"の不足。
硝酸塩が不足していると、低カロリーでもメタボが発症することが実験で判明。
硝酸塩は緑の葉物野菜(ホウレンソウ、レタス、小松菜、白菜など)に多く含まれていて、沖縄県の野菜摂取量は全国最下位レベルです。
また、諸外国での調査でも、野菜から摂取した硝酸塩により
①メタボが改善
②認知症に効果
という報告が多数あります。
つまり、ウォーキングなどの運動習慣と緑の葉物野菜などの野菜をたっぷり採ることで、メタボ(肥満、糖尿病)は解消できるというわけですね。
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