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新年会の踊りを終えて

今回の新年会の踊りでは、どうしても中にバリスの要素を入れ込みたくなり、それゆえにとても苦労することになりました。しかしそれをしたからバリスという踊りには「咲きたいという意志」に通じるものがあるということを体感として理解できたし、「死につつ咲く花」の持つ永遠性にも触れることができたように思います。

「死につつ咲く花」についてはこちらのnoteをぜひ読んでみてください。

今回の作品は自分の人生のかなりの時間とエネルギーを費やしたバリスという踊りに対してのオマージュであり、今だからこそ必要な再統合的な意味合いがあったと、終わってからようやく理解し始めています。バリスを軸にしたからこそ、個としての身体が目覚めて、咲こうとする意志が際立ったのかも知れません。

これは、歌舞くという定型的な基本、型があるからこそ、隙間に大事な何か、虚のようなものが産まれ得るというようなこととも似てるのかも知れません。

それはバリ舞踏でいう鍵をかけると言うことにも通じていそうです。鍵をかけるから隙間に虚の空間とのポータルが生まれ、エネルギーが湧き上がってくるというようなことかなと思いました。軸になるものがないとフワフワとただ軽いスカスカの踊りになってしまうのかも知れません。

今年の新年会でもユリシーズの飯田監督が撮影してくださり、後で映像をいただけるということなので、それを見るのも楽しみです。特に問題がなければ公開して皆さんにも見ていただければと思っています。

下の写真は練習を撮った動画からキャプチャーしたもの。

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