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僕が生まれた時

MCルーラーとICルーラー

ホロスコープからわかることとして、僕が生まれた時の両親の状態がわかるというものがあります。具体的にはMCルーラーは母親を表わし、ICルーラーは父親を表わすというものです。

僕のネイタルホロスコープの情報はこんな感じです。

MCは獅子座、MCルーラーは太陽
その太陽(獅子座)は9室(蟹座)にありますが、5度前ルールで10室(獅子座)にあると見ます。

ICは水瓶座、ICルーラーは天王星と土星
天王星(獅子座)も9室(蟹座)にありますが、5度前ルールで10室(獅子座)にあると見ます。
土星は2室(射手座)で山羊座にあります。


驚いたこと

ここまで見て、まず何よりも驚いたことは、僕が生まれた時の母を表わす太陽と、父を表わす天王星が、コンジャンクションの関係になっていたということです。

ともに10室獅子座、MCの2度前と3度前で仲良く並んでいます。

僕の記憶の中の父と母のイメージと言えば、とにかく喧嘩が絶えなかったというのが大きかったので、この結果にはとても驚きました。しばらくの間、ぼーっとして意味がわからなかったくらいです。

僕を示す月は6室牡牛座にいますから、緩く土星とのトラインがあるけれど、父、母からの関係は少ないので、二人ともそれほど子育て熱心というわけではなかったのかも知れません。

しかし月はアスペクトが多いから、誰か彼か、面倒を見てくれる人はたくさんいたので、問題はなかったという感じでしょうか。

しかし、ここでは、母よりも父を示す土星の方が月に関心を向けているというのも新鮮な発見と言えました。

ICルーラーから見えてくる父親のイメージ

山羊座の土星は2室(射手座)におり、2室に自室回帰しています。山羊座のドミサイルの土星で、品位も高く、才能豊かで、お金にも不自由しないだろうと思われます。

獅子座の天王星は10室(獅子座)にいるので、社会的にもオンリーワンのキャリアを築いていくし、しかも斬新な発想を持っています。ただ、獅子座における天王星はデトリメントなので、ちょっと変わり者というような、一癖二癖ありそうなタイプとは言えるでしょう。

この、ICルーラーが示す父の状態というのは、たぶんそのまま本人のイメージに近いと思います。お洒落好きで、新しい物好きで、当時まだ珍しかったカメラを買って、アマチュアでありながら多くの賞を取ったりもしていました。このあたりとても天王星らしいと思います。

そして、彼なりの視点で購入した株が値上がりし、若いうちにある程度のお金を手に入れていたようなので、2室のお金儲けにもつながります。

そんな感じで、まさに天王星と土星からは、父らしいイメージが読み取れました。

MCルーラーから見えてくる母のイメージ

それに対して母の方は獅子座の太陽ですから、ドミサイルですし、品位も高いです。おそらく僕が生まれた時にとても誇らしく感じていたのかも知れません。

10室ですから、社会的なキャリアというような意識があったとしたら、後継ぎたる男の子を産んで役目は果たしたみたいな感覚もあったのかも知れません。

しかしなによりも特筆すべきことは、繰り返しにはなりますが、この母を表わす太陽と父を表わす天王星がコンジャンクションだったということです。

あくまでも、僕が生まれた時の父と母の状態ですが、僕が思っていた以上に、この頃は気持ちが通じ合っていたのかも知れません。これを見て、うーん、そういうことだったのか、と唸りました。そして、少し頭が停止したような感覚になりました。

講座の中で、「夫婦喧嘩が多かったです」とコメントしましたが、先生からの答えは、これはあくまでも僕が生まれた時の状態であるということで、それ以降どこかのタイミングで喧嘩が多くなるような事はあったのかも知れないとのことでした。

喧嘩するようになったのは

昨日ノートでも書きましたが、僕が生まれた3年後に妹が生まれました。それを機に新しい家に引越しました。祖父母の家を出て、大家族から核家族となり、母が二人の子育てをほぼワンオペでやらねばならなくなったあたりから、二人の喧嘩は増えていったのかも知れません。そう考えれば、とても腑に落ちます。

母との関係

母にとって、僕は誇らしい存在だったようだということはなんとなくわかる感じがします。そしてやはり昔のことを思い出して、とても懐かしく思います。

母とは天王星と太陽のM/Rがありますから、結びつきは深かったのだと思います。その結果として、僕と父はお互いによく思わないような関係でほとんどの人生を過ごしてしまったというのが、今から思えば、残念な気もします。もし、少し時間を遡れるならば、今感じている気持ちを伝えたりもしたいですね。

テーマとしては昨日書いたものとかぶってしまいますが、今はこれを書くことが必要なのかも知れません。いろんな思いが出てきますから、今さらながら、父と母の供養という意味でここに書きました。喜んでくれるといいのですが。

こちらは昨日書いたもので、母との関係というところにより焦点を当てたようなところがあります。ぜひ、こちらも読んでみてください。


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