Angel Little Lilly 14

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Angel Little Lilly 14

作家・詩人・文章屋 https://blog.goo.ne.jp/thunder-wolf

最近の記事

詩 「独りブランコ」

僕の言葉は 誰にも届かない そりゃそうか 誰にも知られないようにしてさ コトバ 砕いて 砕いて 砕いて…… そして やっと 祈るのでしょう 巡る日 ブランコ 同じ場所 ゆらりゆらりゆらり 諸行無常の風が 響いている 僕の言葉は 誰にも届かない そんな懐かしい歌を聴いた ずいぶん 遠く 遠く 遠く…… だけど あまり 進んでないや 光と影 間に 無限の宙 きらりきらりきらり 諸行無常の風が 色づいてく 矛盾の間で 同じ場所 ゆらりゆらりゆらり 諸行無常の風を 唄って

    • 詩 「イーグル」

      君にとって この現実の世界は まだ そんなにつらいのかい 君にとって ここに生まれてきたことは まだ そんなにつらいのかい 何で埋めようが 虚空は虚空だ つらいときって 身体に居たくないよね わかるわかるよ つらいときって 『自分を責める自分』を責めるの そうやって 弱ったところを 一気に食われるんだぜ 夢物語見ても 大空高く舞い上がっても 僕らは 地上に降りて ここで息をするんだよ 目をひらいて 遠く遠くひらいて そのまま 地上に降りて ここで息をするんだよ

      • 詩 「太陽」

        心の臓の鼓動の波紋 巡る 響く どこまでも 大地のバイブレーション チューニング もっともっともっと…… 深く深く深く…… 身体が占いで 身体が道標 矛盾のバランス 鍛えてく わたしは 一つの波 わたしは 海の中の一つの波 わたしは 宇宙の中の一つの波 吠えろ 吠えろ 吠えろ 内側の光

        • 詩 「鬼」

          空虚な己を 鬼に明け渡すな 死んでみたいな どうせまた 産まれてくるさ 死んでみたいな いやこれが 最後かも 空虚な己を 鬼に明け渡すな 空虚な己を 天使に明け渡すな 空虚な己を 誰にも明け渡すな 深く満ちている光 真の己にだけ 明け渡せよ

        詩 「独りブランコ」

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          曲 「萩」

          忘れてしまうから 忘れたくないから 歌にした 忘れかけていた 歌にしておいてよかった

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          曲 「羽化」

          羽化する声 旅する人 羽広げ 解き放て 舞い上がれ 風に乗れ 飛べ いざ飛べ 死ぬな 耳を澄ませ 君はセカイに歓迎されている イカロスにはならない 落ちるんじゃない 舞い降りるためのツバサ 空即是色に色彩を 幼虫には戻れない 花を愛せ 風を愛せ 名もなき生を愛せ バタフライでもいい ドラゴンフライでもいい 羽化する声 旅する人 羽広げ 解き放て 舞い上がれ 風に乗れ 飛べ いざ飛べ 生きろ 耳を澄ませ 君はセカイに歓迎されている イカロスにはならない 落ちるんじゃない 舞い降りるためのツバサ 空即是色に色彩を 幼虫には戻れない 花を愛せ 風を愛せ 名もなき生を愛せ バタフライでもいい ドラゴンフライでもいい You can fly

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          詩 「椿」

          薄暗い空 意地悪な風 置き去りの道 忘れられない まだ熱い 君想う心 降り出した雨 紛れた涙 押し殺す声 忘れたいんだ 冷ましてくれよ 君想う心 君が居ない冬なんて 越えられない 春の来ない冬なんて 越えられないよ 春を待たずに咲いた椿よ 赤い心よ 春を待たずに咲いた椿よ 君想う心よ

          詩 「お護り」

          一秒に 救われ続ける この命 一ミリに 救われ続ける この命 まるで 僕に 生きろとでも言うように 一秒に 狙われ続ける この命 一ミリに 狙われ続ける この命 だけど 死んだことはなかった まるで 僕に 生きろとでも言うように

          詩 「お護り」

          詩 「ココロ」

          今まで 嬉しさ感じられて 幸せでした 今まで 楽しさ感じられて 幸せでした 神さま 私の心を抜いて 抜け殻にして 神さま 私の心を支配して ロボットにして もういいの 幸せもいらないから ココロイラナイ 使ったことのなかった 部屋の鍵を閉めた

          詩 「ココロ」

          詩 「センチメンタル」

          いつか終わるとわかっているの はじまりは 終わりを連れて だけど僕らは はじまり探す 命さえ はじまりを望む ふと どうでもよくなる まるで 毒が回るみたいに きっと 君の命が 大切なように この 僕の命も 大切なんだよ いつかなくなる わかっているの 幸せは 哀しみ連れて だけど僕らは 幸せ探す どうしても 幸せ望む ふと どうでもよくなる まるで 毒が回るみたいに きっと 君の笑顔が 素敵なように この 僕の笑顔も 素敵なんだよ きっと 君の命が 大切なよ

          詩 「センチメンタル」

          詩 「僕らの生きる日々」

          なぜだか 僕らは 浮いている 地に足つけずに 浮いている 中身のないまま 生きている 重さも形も 決まらない 自分のことは わからない 人に聞いても 答えはない ただ この笑顔 ウソじゃないこと 今 それだけが 唯一 事実 ここに あなたと 生きていること 今 それだけが 唯一 救い なぜだか 僕らは 空を見る 足元見ないで 空を見る つまづき 転んで 痛くても えへへと 笑って 過ごしてる 自分のことは わからない 人に聞いても 答えはない また夜が来て 朝

          詩 「僕らの生きる日々」

          詩 「月暈」

          街の灯りが 輝きを奪い去る 街の騒音が 漆黒を濁らせる ほんの一瞬の静寂 交わした愛の音 風に吹かれたら消えそうな 僕らを繋ぐ灯り そう あの月暈のよう 儚すぎる灯り 見上げれば近い空なのに 高ければ高いほど見下ろす 人は夜景と呼んだ 姿かたちを変えゆく中 何が残る 愛はずっと変わらずにいられるのだろうか ほんの一瞬の静寂 交わした愛の音 風に吹かれたら消えそうな 僕らを繋ぐ灯り そう この月暈のよう 儚すぎる灯り

          詩 「優しい歌」

          手を繋いで 引き上げて 肩を支えて 抱きしめて 見られたくないこと 知られたくないこと もう 全部 受け止めて 優しい歌を ただ優しい歌を その声で歌って 僕だけに ここを照らして 今すぐに 怖くないよって 囁いて 止まらない涙も 震えてる身体も もう 全部 受け止めて 優しい歌を ただ優しい歌を その声で歌って 僕だけに 一緒に歌って ただそばで歌って きっともうすぐ 笑えるから 優しい歌を ただ優しい歌を その声で歌って 僕だけに

          詩 「優しい歌」

          詩 「それでも世界は美しい」

          太陽が落ちて 涙 落ちて 黒い部屋 黒いココロ 「望みは何?」 聞いといて壊さないでよ カラ笑い カラ回り どこまで行っても 自由はない ただ 秒針と 心臓だけが 動いている それでも 世界は美しい こんなに ただ 美しい 何をしたい どこに行きたい 何が好き 何が嫌い ありのまま このままを 愛してよ それでも 君を 愛してる こんなに ただ 愛してる 命は 君は 美しい 私は 美しい

          詩 「それでも世界は美しい」

          詩 「おはよう」

          そっと 音が漂う ひどく 懐かしい歌 寝ぼけまなこで 音を辿って 君を捉えた 染まりやすい その髪が 夕刻を 宿してる まどろみの せいだろうか やけに素直に 僕は笑った ふっと 振り向いた 君は 丁寧に編む アウトロを 響かせながら 優しいキス 染まりやすい この頬を いつも悔しく 思うけど まどろみの せいだろうか やけに素直に 僕は笑った

          詩 「おはよう」

          詩 「camouflage」

          あいにく この時代で あいにく この場所で あいにく 人間で つまりは 死ぬまでの 暇つぶしをしなければならなくなったんだ とりあえず 夢を追う とりあえず 愛求め とりあえず 笑ってる そういうもの らしいから 人が生きるというのは そういうものらしいから camouflage 夢は 諦めました 愛は 誤魔化しました 笑顔は 張り付きました 保護色を 纏ってる 欺くわけではなく 隠すわけでもないのに 流れに乗らされる ちっぽけな自分 見せかけの世界 camo

          詩 「camouflage」