パーソナルカラーの基本・色の要素とチェックポイント

パーソナルカラーとは、『似合う色』のことです。

対象を人に特定したカラーコーディネートで、その方が持っている色素と調和する色、その方をより魅力的にみせる色のことを言います。

その『似合う色』は、赤や青、ピンク、などの単純な1色では無く、共通の特徴をもった色のグループで表します。

色のグループは、

春　スプリングタイプ　（イエベ）
夏　サマータイプ　（ブルベ）
秋　オータムタイプ　（イエベ）
冬　ウィンタータイプ　（ブルベ）

の4分類が基本です。（ここから8分類、12分類、16分類などに派生していきます。）

どのように4分類のタイプが決まるのかというと、主に、カラードレープという色布をお顔周りに当て、その色がお顔に与える影響から診断するというのが一般的です。

（たまに、ドレープを当てずに、顔を見ただけでパーソナルカラーがわかる！と言うカラーリストさんがいらっしゃいますが、そういう方は、お客様の肌の色自体をイエベか、ブルベかで判断しているだけで、パーソナルカラーの根本を勘違いされているかもしれません。小声）

本題はココから！！

診断には細かなチェックポイントがあります。

パーソナルカラー診断で重要な色の要素は次の4つです。

・色相（しきそう）
・明度（めいど）
・彩度（さいど）
・清濁（せいだく）

パーソナルカラーの基本 1【色相（しきそう）】

色相とは、色みのことを言います。
色には赤、青、黄などの色みを持ったグループ、有彩色と、
白、黒、グレーなど色みを持たないグループ、無彩色があります。
パーソナルカラーの色相は、各色相のなかで、その色が黄み寄りか、青み寄りかで分類しています。
これがいわいる、イエベ、ブルベと呼ばれる、イエローベースとブルーベースの分類です。
黄色という色相にも、イエローベースの黄色とブルーベースの黄色があります。
イエローベースの色とブルーベースの色、どちらが、お顔をより美しく見せるのかをチェックします。

パーソナルカラーの基本 2【明度（めいど）】

明度とは、色の明るさの度合いのことです。
明るければ明度が高く、暗ければ明度が低くなります。
顔色は、そのすぐ下の色が同化します。
色彩学では、隣り合う２色の色は差が際立って見える『対比』という考えもありますが、人を対象としたパーソナルカラーでは基本的に、色は『同化』すると考えます。
なので、明るい色は顔色を明るく、暗い色は顔色を暗く見せるのです。
お顔を明るく見せた方が良いのか、暗めに引き締めて見せたほうが良いのかをチェックします。

パーソナルカラーの基本 3【彩度（さいど）】

彩度とは、色の鮮やかさの度合いです。
各色ので一番鮮やかな色を純色と言います。（彩度が高い）
その純色に、白黒グレーと言った無彩色を混ぜていくと鮮やかさは低くなっていきます。（彩度が低い）
お顔周りに彩度の高い色を当てると、お肌の色味は強くなります。
逆に彩度の低い色を当てると、お肌の色味は弱く見えます。
色の強い鮮やかな色が似合うのか、それとも色みの弱い淡い色が似合うのかをチェックします。

パーソナルカラーの基本4 【清濁（せいだく）】

清濁とは、色の質感のことです。
清色は澄んだ色、濁色は濁った色を指します。
清色には、純色に白のみが混ざった明清色と純色に黒のみが混ざった暗清色の2種類があります。
濁色は、純色にグレーが混ざった色で、中間色とも言われます。
グレイの度合いによって濁色具合が変わります。
パーソナルカラーでは、清色のクリアで透明感のある色は、そのままお肌にツヤや透明感を反映させます。
濁色のスモーキーな色は、お肌にベールを欠けたようなソフト感を出します。

パーソナルカラーを診断する際に重要なのはこれら4つの色の要素です。

これらの要素がお顔にどのような影響を与えるか、が何よりも大切です。

肌の色、目の色、血管の色は、あくまでも参考値にしか過ぎないのです。

色には過不足を調整する働きがあります。

色は理論的に組み立てられていて、そして法則的に変化します。

パーソナルカラーはその人に調和する色の範囲・幅の方向性を意味します。

これら4つの色の要素から、その調和する色の範囲・幅を導き出します。

個人的には、シーズンよりも似合う色の要素を知ることが大切だと思っています。

angelicaflora kyoko

アンジェリカフローラ　色彩にこだわった美と花のサロン
【色彩】あなたににぴったり似合う色・パーソナルカラーを正確に診断・分析します。
【美】診断したパーソナルカラーを活かし、あなたをより美しくみせるパーソナルカラーに基づいたメイクアップのアドバイスをします 。
【花】プリザーブドフラワーを使って美しいフラワーアレンジメントを作ります。

フォロー、スキ、シェア大歓迎です。
記事内容の無断転載や複製はおやめ下さい。