十一月の詩

瞬時に通り過ぎていく銀色の龍が、くだらない日常を切り裂くかのように遠ざかっていった。
遅い、遅い、お前ら遅いんだよって思いながら親指噛んでる今、血が出て痛い、思えば私ずっと痛かったかもしれない、だから居たかったのかも、いつか伝わることを祈って。

言葉にしたら陳腐になる美しさばかりが散らばめられた生活が星空に見える、十一月は全てを切り裂くような寒さですね。

星はいつだって手にしてしまったらまた新しい夜空をみつけるためだけの旅がまた始まってしまうとわかって。

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