きみが祈った孤独まで
孤独が好き、誰も追いつけないところまで来れたということだから。
夜が好き、夢みたいだから。
きみがまぶたを閉じるたびに世界が消滅していたとして、きみはそれを残酷だと思いますか、それとも生まれたての赤ちゃんみたいに感動しますか。一秒前のそれを覚えていたという誇りで。
毎秒がビッグバン、消えては始まる新世界に何を吹き込めるか、何を取り込めるかが勝負だよって言い聞かせる、孤独だからわかったんだ、走ってよかった。
きみが世界を嫌うたびに光る星に名前なんてない。
それがぼくの希望。