#6 それぞれの愛の物語が生まれる日
# 愛が溢れる、第二日曜日
毎年やってくる、5月の第二日曜日のイベント。
そう、昨日の5月10日は「母の日」でしたね。
普段は恥ずかしくて口にすることができない感謝の言葉も、母の日という理由があれば伝えられるという人も多いハズ。
少し話がそれてしまいますが、私はあるお花屋さんの連載コラムを長い間担当しています。
そのため、母の日や父の日、誕生日や記念日にむけたコラムを多く執筆してきました。
沢山の記事を執筆してきましたが、母の日の執筆が一番のお気に入りです。
読者に向けたメッセージを書いているつもりが、いつのまにか私自身に向けたメッセージになっているときも。
今でも、過去に執筆した記事を読み返すことがありますが、家族が大好きな私らしい愛溢れる記事が多いな~と思わず笑ってしまいますね。
元々お花が好きだということもあり、お花屋さんの連載コラムを担当させていただけると決まったときはとても嬉しく連載が楽しみだったナ。
ですが、お花の販促に伴う記事を執筆するため、同じテーマで何度も記事を書くことになります。
楽しみな反面、ネタ切れという心配もしていましたが、そんな心配は無用でした。
母の日といえば、「赤いカーネーション」のイメージがありますよね。
カーネーションの紹介記事だけだと、すぐにネタ切れになってしまうけれど、カーネーション以外にも母の日にふさわしいお花が沢山あることを知りました。
# 貴方の、伝えたい言葉を
お花には沢山の種類があり、同じ種類でも全体の花言葉や色個別の花言葉。
そして、お花の本数などによって花言葉が変わるというお花もあります。
「ありがとう」「おめでとう」
「体に気をつけて」「大好き」
「会いたい」「ごめんなさい」
それぞれ、母の日に伝えたい言葉は違うでしょう?
感謝だけではなく、母の日だからこそ伝えたい言葉もきっとあるのだと思います。
赤のイメージが強い母の日でも、お母さんに似合う色のお花を贈りたいと思う人もいるでしょうしネ。
何気なくお花を贈り、当たり前のように手紙を渡していた第二日曜日。
お花屋さんの連載コラムを担当させていただくことになって、「言葉」「意味」で何かを贈ることが好きになりました。
母の日だから、イベントだからと深く考えずに過ごしていた人も多いかと思います。
私自身も、母の日という存在を知った幼少期から「当たり前」のようにお花を贈っていました。
# 当たり前じゃない、何か
深く考えずに会いに行き、渡していたお花や贈り物。
今年はコロナの影響で、世間では自粛の日々が続いています。
そのため、お母さんに会いに行けずに「当たり前」のイベントを過ごせなかった人もいるでしょう。
だけれど、こういう時期だからこそ「何か」をお母さんに贈りたいと試行錯誤した人は多いのかなと思います。
普段はあまりすることのない電話、長電話、テレビ電話。
宅配業者を利用してお花の贈り物や、サプライズでの贈り物。
会えないからこそ伝えられる、心の底からの感謝やメッセージ。
愛溢れる、それぞれの母の日の物語が同じ日に起こっていたと思うと素敵ですネ。
母の日にお母さんを想う私とあなたへ、そんなお母さんはあなたのことを毎日欠かさず想ってくれていることでしょう。
だから私とあなたも、これからは毎日「想い」を言葉や何かで伝えていけますようにと、ひっそりと願っています。