空を見上げた 眩しい光 手の平で 影を作る 聞こえてくる 静かに微かに 影の中から 光が爆発して もう境い目がなくなる 反転した世界 よく似ている 見間違う程に 気が付いたら またクレーターの中 引き戻す引力 爆破させる流星 よく聞いて 司令塔の声 ど真ん中を狙うんだ そしたら、もう戻れはしない 覚悟を決めて ハンドル握る汗 待ち焦がれた 再会 約束は 果たしたよ
狭い城の中 想像の世界 生温い温度 慣れた視界 感謝を捧げた 疲れ切った体に 優しい羽毛が包む 暖かな夜 殻が剥がれ落ちて見える天窓 美しさに惹かれる目 散らばった過去が教えたもの 次のタイトルは 知ってる さぁ 風よ 力を貸して もう 戻るページは ない
懐かしき友が呼ぶ声 耳を澄まして 美しいメロディを 一緒に口ずさんで踊ろう 例え 離れていようとも 同じリズムを刻んでる鼓動 君が誰でも 関係がない ただ出逢えた奇跡に感謝を 代わりのきかない尊い命へ 敬意と愛を 今日も密かに 君の幸せを 願ってるだけ
咲き誇る 一輪の花 漂う香り 束の間 幸せな夢へ 連れて行く 解けない棘さえ 愛おしい 芽が出る前に摘んでしまわないで とても大切なもの 割れると危険 独り占めできない 光が漏れる 水を混ぜて 慎重に 調合 取り扱いには くれぐれも注意
時空を超えて 永遠の旅へ 絶妙な距離感で保たれるバランス 無数にある 透明な扉や階段 熱で歪めて 突破する 衝撃波 吹き飛ばされ 暗闇で 浮遊 手を離すな 何処のポイント タイミングを 手探りで 探し当てる 遠くて近い 繋がる隣り合わせの世界 速く ゆっくりと 時を止める粒子 既に全ては 我が掌に 落ちる空
空を見上げ 叶わない想いを 月に願う 誰を待ってる 悲しげな横顔 君のために 星を捕まえても 心は ここにないだろうか それでも 目を離せない どんな場面でも 描き続けて もがきながら 何回でも 例え 一日でも 笑顔になるなら 黒い布を 切り裂き この運命に 逆らおう
籠の中の鳥 逃げられないまま 自由な世界を知らない 準備をして挑む 最後の砦 迎え撃つ龍 突き刺す心臓 繰り返す 染み付いた 哀れな呪い 解き放つ接吻 愛の力のなせる技に酔いしれ 始まりからの終わり 終わりからの始まり 愛でたし愛でたし
崩れ落ちる城壁 悲しみの渦に巻き込まれて 飛び立ちたいのに足を引っ張る民 お腹を空かせた飼いならされた犬 骨を吸っても満たされない 怯えているのは、どちらだ もう潮時 荷物をまとめて 元来た道へ戻れ 戦う気もない 武器も持たない亡霊よ ここは お前の来る場所ではない そして 私の居る場所でもない
太陽の黒点にざわめいて 胸がチクリと痛む 痛むのも慣れてきたのに 手招きする猫が可愛くて 密かに決意をして眼帯を巻く 君を守るために旅に出た 怖がりな僕が 震える手で 魚を釣ってる 可笑しい話 水面を覗くと釣竿が剣に見えるんだ 君のくぼみも僕にとっては同じ いつかこの手に剣を持とう
ずっと探してたもの どこにもなくて 諦めたほうが息が出来るよって 脇役が囁く 囁いてる人物は 誰かに似ていた 君じゃない 僕でもない 探す必要などない 自然と導かれる 木からリンゴが落ちるように その手の中 隠し持ってる 刻まれた証 どのルートでも それは、避けられようもない力
一歩踏み出す足が重くて 砂が絡まる足跡を残したまま その跡すらも 美しくて 思わず追いかけたくなるけど 波にさらわれていくのを 見守るだけ 消えた足跡を 今度は、手で優しくすくって 君だけのお城を作ろう その中で僕らは永遠に生きられる 一緒に 僕らのままで
当たり前に過ぎてく毎日 同じ色に 同じ香り どれを見ても触れても 灰色のスクリーンのように 薄っぺらい 舌も麻痺したよう 鉛がまだ重く残ってて 静かに沈んでいく 抜け出せない樹海でも もう迷いはない なぜか 既に答えを知ってる ずっと前から 鉄の塊を飴に変えて 素敵な箱に詰めて贈るよ
暗闇の中 突然差し込む灯りに 惹かれ 思わず扉を開けそうになる カーテン越しから覗く怯えた少年 頭から離れない 円還 息苦しいのに 幸せな気分 胸の痛みに 目を覆う 夢の続きを見る勇気もなく 足早に逃げる コピー品の山 朝になっても 傷跡が開いて 赤い血が流れ 飢えた獣の姿のまま 鏡に映る 美しい瞳を直視できない
ゆっくりと落ちてきた 手のひら 紙に染み込ませた 願い事 夜の虹に乗って 届け 長く伸びた分かれ道 二人で川下り 日めくりの楽しさ 切ない残り香を秘めた羽衣を そっと握りしめた朝 口元に触れる風が通り過ぎる
どこかで 聞いた 音色 着古した 真新しい スーツに 身を包む 窮屈な肩 指がつりそうになりながら 奏でる音色を聞く 外の世界 悟られない 本物の音 僕の糸を誰が知ると言うのだろう 拍手喝采の感動も 虚しく ただ太陽の中 踊っている笑顔が 眩しくて 目に滲みて 離した右手
すーっと息を吸い込む 黒く塗りつぶした 背景 冷たくて 静かな空間 吐いたガスが塵になり消える 賑やかなひと時 流れてく 星々の船 どれも愉快で 個性的 近付いたら、灼熱で気が狂いそう 引き付けられる力 一緒に燃え尽きようか 高みの見物も 悪くない