書籍とともに振り返る「書く」に向き合った2023年
今年の秋頃からライティングに興味を持ちはじめた私は、10月から#マーブルコミュニティ に一般募集で加入しました。
今日は マーブルコミュニティで開催している #マーブルアドベントカレンダー に参加して、この1年を振り返ってみたいと思います。
まだライターとしての実績も経験もありませんが、私は特に書籍を通して「書く」ことについてのマインドの変化や、改めて感じたことがたくさんあった1年でした。
私に影響を与えてくれたそれらの書籍とともに、この1年を振り返っていきたいと思います。
内省するために書いてみた
私は小学生の頃から日記を書いてきました。社会人になってからは忙しくてあまり書けていなかったのですが、この1年間は特に、自分の思考や感情整理のために、とにかく思いの丈をつらつらと書き綴っていました。
日記を書いて自分の感情や思考を言語化してみると、自己理解が進んでいきます。自分にはどんな思考癖があるのか。何が好きで何が嫌いなのか。どんな時に楽しさや嬉しさを感じるのか。悲しさや怒りを感じるのか。
こういったことを1つずつ重ねていくと、自分で自分のご機嫌を取るのが上手になっていきます。そして自分で自分を喜ばせられるようになっていき、自然と自己肯定感も上がっていったのです。
叶えるために書いてみた
もう1つ小さい頃から続けてきたことがあります。それは自分がいつか叶えたいことや、やりたいことを紙に書くことです。
当時は「ただ楽しいから書いていた」という感覚の方が強かったですが、大人になってからは次第に「書くことで願いを叶える」といった方法論に興味がでてきます。
そして去年くらいからずっと学んでいるのが、引き寄せや、それに関する脳のメカニズムのことです。その中でも今年出会った「ブレイン・プログラミング」という本は、夢や目標がある人たちにぜひ読んでほしい1冊です。
この本では、RASという脳の働きを活かして夢を叶える方法について書かれています。普段の思考や意識についてのテーマが多いですが、夢を叶えるために目標リストやビジョンボードを作る大切さについても多く触れられています。
私はこれを読んでから、お気に入りのカフェに行って夢リストや目標リストを書く習慣ができたり、自分のビジョンボードを定期的に作るようになりました。
実際に目標リストを書いて叶ったことが今年だけで3つもありました。
1 お付き合いしていた彼と結婚する
2 広報の仕事で活躍している
3 海外旅行に行きまくる
どれも夢リストに書いて、その目標が既に叶ったような気持ちで日々を過ごしていました。そうすると年明け早々には彼からのプロポーズを受け、そして春頃には「某スタートアップ企業で広報の仕事をしてみないか」と知り合いから声をかけて頂いたのです。さらに9月頃には約10年ぶりの海外旅行に行くことができました。
この頃から、引き寄せやパートナーシップについての発信をしていきたいと思い始めて、アカウントを作りブログやnoteでの発信も始めました。
書くこととそれを意識しながら過ごす効果は絶大です。もしも気になる方はぜひ「ブレイン・プログラミング」を読んでみてください。
毎日を整えるために書いてみた
こちらは夏頃に出会った本で、亀山ルカさんという、私の大好きなインフルエンサーの方の著書です。
本では、工夫したTODOリストの作成方法、毎日が楽しくなるようなスケジュール帳の書き方、叶えたい目標の立て方と日々のタスクへの落とし方など、生活を整えたり、叶えるために書く書き方など具体的な方法がたくさん載っています。私も参考にして色々と試してみました。
書くことで日々を整えることは、今でも毎日やっています。
1日の中にメリハリが生まれ、作業漏れがなくなり、生活習慣が改善され、仕事もスムーズに回るようになりました。
また実際に書き出してみることで、何もできなかったと思う1日でも、意外と色々なことをやっていたんだと気づくことができて、自信にも繋がっていったのでお勧めです。
お仕事として書くことを学んでみた
昨年から携わっていた副業が夏過ぎに終わり、秋頃から時間の余裕ができました。ちょうどブログを発信し始めたタイミングでもあったので、「書くことを本格的に学んでみたい」と思い始めました。#マーブルコミュニティに出会ったのもこの時期です。
しかし、ブログを書いてもSNSを投稿しても、なかなかフォロワーや閲覧数が伸びない日々。
「そもそも私の投稿なんて需要ある?」と開始早々で自信を失いかけてしまいました。
そんな時期に出会ったのが、#マーブルコミュニティ の主要運営メンバーの1人である、いしかわゆきさんの「書く習慣」です。
これだけ結果を出している人が、「なんでもいいじゃん。とにかく発信してみようよ、発信していいんだよ。」と書いていたことが、当時の私にとってどれだけ心強かったことか。
私は改めて、自分が好きだった「書きたい」という気持ちを大切にしよう。「また自分のために書いて発信してみよう」と思えたのです。
生き様と愛を感じる文章が好きだ
11月からはインプットを増やしたくて、シーライクスというオンラインスキルスクールに入会しました。
そして書く練習を重ねるほどに(こんな2ヶ月ちょっとでわかった口を聞くなよ、という感じですが)自分がどんなライティングのジャンルが好きで、得意で、どんなのジャンルが嫌いで、苦手でということが少しずつ見えてきたのです。
例えば私は、愛を感じる言葉や記事が好きです。
昨年に出会って影響を受けた松浦弥太郎さんの著書。
元々私は「人生は自分の成長が全てだ」と思っていたタイプです。
特に20代の頃は、暮らしなんてそっちのけで、朝から深夜まで働きづくめの日々を送ってきました。
しかし、頑張れど頑張れど、なぜか満たされない日々。
それがこの本に出会って「暮らしの中での些細な幸せ」に気づかせてもらいました。例えば日々の食事を少しアレンジして新鮮な気持ちを味わったり、なかなか会えていない人に手紙を送って思いを馳せてみたり、お茶を丁寧に淹れてその香りの移り変わりを楽しんだり。
「そばにいる人を、日々の暮らしを、自分を、より一層大事にしたい」と思わせてくれる本でした。
そしてもう1冊。
この本はパートナーへの接し方を大きく変えてくれた本です。
何事も正解探しをしたり、白黒はっきりつけていきたい私に、
ゆっくりじっくりと関係を育てていくことや、ほどよい距離感を持って相手と接することの大切さを教えてくれました。
そして、先月出会ったのが、阿部広太郎さんの「超言葉術」です。
冒頭で紹介されている、阿部さんが作ったキャッチコピーを見て、私は泣きそうになりました。
それは、阿部さんがこれまで感じてきた葛藤や苦しさ、それを乗り越えた先で見つけた彼なりの生き様や意志がひしひしと伝わってきたからです。
そして、私が好きな本や記事にはある共通点があることがわかりました。
それは、書いている人自身の経験や、培ってきた価値観や思考が表現されている文章や、そばにいる人や周りの人々への愛を感じる文章が好きだということです。そして、たぶん私自分もそれを表現していきたいんだなと気づいたのです。
経験不足の私が言うことではないかもしれませんが、SEOやセールスライティングに挑戦したときに、書くことに対しての違和感を凄く感じてしまったのです。そして書いている時間が本当に苦しかったのです。
ブログでもアフリエイトをやろうとした瞬間に、急に書けなくなったことをよく覚えています。
今考えるとそれは、その人自身の思いや価値観、経験が全く見えないからだと思いました。
一方で、著者の思いや価値観、愛情が感じられるようなエッセイやノンフィクション、ブログを読んだり書いている時間は大好きでした。
書くことに向き合って見つけた答え
振り返ればこの1年、色々なかたちで書くことや言葉に向き合ってきたなと感じます。
今正直に感じていることは、私がやりたいことは、もしかしたらライターではないのかもしれない、ということです。だって、やっぱり私は自分自身が生きてきて培った価値観や経験を表現したいと思ってしまうから。
でも一方で、今はただの経験不足、実践不足だけなのかもしれない、と思っている自分もいます。
たった2ヶ月間で向いてないと判断するには早すぎるのかなとか、取材ライティングもやってみたいな、と思っている自分もいるからです。
そしてこれは私だけじゃなくて、今ライターとしてたくさん活躍されている方々も同じなのかなと思いました。
最初の頃は、そしてもしかしたら今も、そうやってどんなジャンルでやるかとか、ライターじゃないのかもとか、みんな思考錯誤しながらやっているのかもしれないと。
だから私もゆっくりと答えを出せればいいかなと思っています。
それに、これからもやりたいと思ったことはフットワーク軽く挑戦していきたいし、1度きりの人生、常に「楽しい」と思えることをやっていきたいです。
来年はどんな1年になっているのか、自分でも楽しみです。